「上司が大嫌いです、助けてください」精神科医の意外なアドバイスとは?
42歳でパーキンソン病に侵された精神科医のエッセイが、韓国で売れに売れている。『もし私が人生をやり直せたら』という本だ。「自分をもっと褒めてあげようと思った」「人生に疲れ、温かいアドバイスが欲しいときに読みたい」「限られた時間を、もっと大切にしたい」と共感・絶賛の声が相次ぎ、35万部以上売れているという。
そんなベストセラーエッセイの邦訳が、ついに刊行される。男女問わず、多くの人から共感・絶賛を集める本書の内容とは、いったいどのようなものなのか? 本書の日本語版から抜粋する形で、「人生の限りある時間」の過ごし方について書かれた項目を紹介していく。

「上司が死ぬほど嫌いです、助けてください」精神科医の意外なアドバイスとは?Photo: Adobe Stock

上司が死ぬほど嫌いです。どうしたらいいですか?

 他人に振り回されて悩んでいる人に、私はこう伝えています。

「コントロールの決定権を自分主体で持ちなさい」と。

 例えば、「やらされている」のではなく、自分がやったほうがいいから「やってあげている」のだと考えなさいという意味です。

 自分がやりたくないことをする時も、嫌々やるのではなく、自分がその仕事の主体となり、オーナーとなるのです。「これは自分がやりたくてやっている」「私がさっさと片づけてあげて、終わらせよう」と考えればいいのです。

 仕事も同じです。もし職場に行くのが楽しくて仕方ないなら、私たちはきっと入場料を払ってでも行くのでしょうね。ですが実際は、職場に行くことでお金(給料)を受け取っています。その対価としてやりたくない仕事をすべき時があるのは当然です。

「仕事を嫌々やっている人」の口ぐせ

「ああ、家族さえいなかったらこんな職場とっくに辞めているのに」などと考えていては、仕事のオーナーどころか、仕事に引きずられる被害者になってしまいます。

 人間関係も同じです。嫌いな相手に無理してでも合わせなければならない時は、誰しも卑屈でみじめに感じるものです。

 そんな時も、「相手が望むから笑うのではなく、この状況をやり過ごすために笑ってやってるんだ」と考えてみてください。どんな状況でも、軸を自分自身に置くようにするのです。

 職場の苦手な人、例えば、馬の合わない上司とは、どう向き合えばいいのでしょうか?