ダイヤモンド社のビジネス情報サイト
「これからの世界」で働く君たちへ
【第9回】 2013年5月13日
著者・コラム紹介バックナンバー
山元賢治

伝説の元アップル・ジャパン社長が教える
「これからの世界」での働き方 8
“英語の文法で話せ。「動詞」が結論を導く“

1
nextpage

iPodからiPhoneまで、アップル復活の舞台裏を知る「唯一の日本人経営者」が、アップル退社後に初めて語る「これからの世界」での働き方。世界では「英語的な発想」でコミュニケーションを取る必要がある。それは英語が話せるか以上に重要だ。世界で戦うための話し方の基本とは?

英語の文法で話せ。「動詞」が結論を導く

 これからのグローバル時代を生き抜くには、世界標準の武器である英語を身につけているのは当たり前だと思ってください。日本で生まれ、日本で育ったので英語はできませんというのは、もう言い訳にならない時代に突入しています。好きとか嫌いとか、良いとか悪いとかいう問題ではなく、英語が国際的な標準語として君臨する現実を受け入れて、その舞台で戦う心構えが必要です。

 英語の重要性は強く言われていることですが、これからの世界で戦う人にとっては、あらゆるビジネススキルの大前提となるものですので、英語に自信がない人は、今すぐ優先順位の第一位に英語の習得を位置づけるようにしてください。

 英語の習得法については他の本を読んでもらうとして、ここでは世界で戦う上でもっとも重要な「英語的な発想」について紹介しようと思います。それなりに英語が話せる人でも、この発想を持っていないと、外国人とスムーズにやり取りしていく上で必ず障害が生まれます。

 日本語は非常に美しい言語ですが、日本という風土において効果を発揮する婉曲表現が多く、世界のビジネスシーンでは時に誤解を生じてしまいます。単に日本語を英語に変換して使うだけでは、多くの場合、齟齬が生まれてしまうのです。

 そもそも日本語でも何を言っているのかわからない会話を、そのまま英語に翻訳すれば、ますますわからなくなるのは当たり前でしょう。そうならないために、表現の手法を英語の文法に当てはめて考える習慣を持つようにしましょう。

 英語的な発想をするには、まず英語の構文「SVO」(主語+述語+目的語)を意識する訓練が必要です。メッセージの結論を導くのは述語である「動詞」です。日本語は名詞中心の言語ですが、英語は「動詞」を用いて、どんなアクションをするのか、何を相手に期待するのかを表現します。

 動詞を意識すれば、必然的に何をするのか、何がしたいのか、何をしてほしいのかを明確にしながら話さざるを得なくなります。また、日本語では「主語」を省略して話すことが一般的ですが、英語では主語が必ず必要です。主語を「I」で話すことを意識すれば、一般論としてとか、会社の方針でとか、世間では、という言い回しがいかに曖昧なことを言っているのかがわかってきます。

1
nextpage
スペシャル・インフォメーションPR
ダイヤモンド・オンライン 関連記事
まいにち小鍋

まいにち小鍋

小田真規子 著

定価(税込):本体1,100円+税   発行年月:2016年11月

<内容紹介>
簡単で安くて、ヘルシー。ポッカポカの湯気で、すぐにホッコリ幸せ。おひとりさまから共働きのご夫婦までとっても便利な、毎日食べても全然飽きない1〜2人前の小鍋レシピ集!「定番鍋」にひと手間かけた「激うま鍋」。元気回復やダイエットに効く「薬膳鍋」や、晩酌を楽しみたい方に嬉しい「おつまみ鍋」など盛り沢山!

本を購入する
ダイヤモンド社の電子書籍
(POSデータ調べ、11/20~11/26)


注目のトピックスPR


山元賢治

1959年生まれ。神戸大学卒業後、日本IBMに入社。日本オラクル、ケイデンスを経て、EMCジャパン副社長。2002年、日本オラクルへ復帰。専務として営業・マーケティング・開発にわたる総勢1600人の責任者となり、BtoBの世界の巨人、ラリー・エリソンと仕事をする。2004年にスティーブ・ジョブズと出会い、アップル・ジャパンの代表取締役社長に就任。iPodビジネスの立ち上げからiPhoneを市場に送り出すまで関わり、アップルの復活に貢献。
現在(株)コミュニカ代表取締役、(株)ヴェロチタの取締役会長を兼任。また、(株)Plan・Do・See、(株)エスキュービズム、(株)リザーブリンク、(株)Gengo、(株)F.A.N、(株)マジックハット、グローバル・ブレイン(株)の顧問を務める。その他、私塾「山元塾」を開き、21世紀の坂本龍馬を生み出すべく、多くの若者へのアドバイスと講演活動を行っている。
著書に『ハイタッチ』『外資で結果を出せる人 出せない人』(共に日本経済新聞出版社)、共著に『世界でたたかう英語』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)がある。

 


「これからの世界」で働く君たちへ

ジョブズ、ティム・クック、ラリー・エリソン、マイケル・ラトガースら、ビジネス界の巨人とわたり合い、アップル復活の舞台裏を知る「唯一の日本人経営者」が教える、21世紀を生き抜く40の指針。この連載では、書籍に掲載した40の講義から10個を再編集してご紹介します。

「「これからの世界」で働く君たちへ」

⇒バックナンバー一覧