ダイヤモンド社のビジネス情報サイト
これから世界で生き抜くために知っておきたいこと
【第1回】 2013年5月15日
著者・コラム紹介バックナンバー
藤野英人,田村耕太郎

もうMBAを取るのは時間のムダ!?

1
nextpage

『君は、こんなワクワクする世界を見ずに死ねるか!?』といった著作が若者から支持されている田村耕太郎さん、そして、大学の授業でベンチャーファイナンスの授業も行っているファンドマネジャーの藤野英人さん。独自の視点を持つ2人に、若者がこれからの世界で生き抜くために必要なこととは何か、をテーマに語っていただきました。(全3回連載)

世界のエリートは
なぜ朝5時からトレーニングするのか?

藤野:田村さん、このところ短期間でとにかく本をたくさん出されましたね。中でも『世界のエリートはなぜ歩きながら本を読むのか』は、類書がありません。広い意味でいえば自己啓発本なのでしょうけれど、フィットネス的なところもあって。

田村耕太郎(たむら・こうたろう) 前参議院議員。エール大学元上席研究員、ハーバード大学元研究員などを経て、世界で最も多くのノーベル賞受賞者を輩出したシンクタンク「ランド研究所」で唯一の日本人研究員を務めた。日本人政治家として初めてハーバードビジネススクールのケースの主人公となる。早稲田大学卒業、慶応義塾大学大学院修了(MBA取得)。デューク大学ロースクール修了(法学修士)、エール大学大学院修了(経済学修士)、オックスフォード大学上級管理者養成プログラム修了、ハーバード大学ケネディスクール 危機管理プログラム修了、スタンフォード大学ビジネススクールEコマースプログラム修了。東京大学EMP修了。国立シンガポール大学公共政策大学院名誉顧問、新日本海新聞社相談役。2002年から10年まで参議院議員を務めた間、内閣府大臣政務官(経済財政、金融、再チャレンジ担当)、参議院国土交通委員長などを歴任。シンガポールの国父リー・クアン・ユー氏との親交を始め、欧米やインドの政治家、富豪、グローバル企業経営者たちに幅広い人脈を持つ。世界の政治、金融、研究の第一線で戦い続けてきた数少ない日本人の一人。著書にベストセラーになった『君は、こんなワクワクする世界を見ずに死ねるか!?』(マガジンハウス)、『君は、世界を迎え撃つ準備ができているか?』(中経出版)などがある。

田村:ありがとうございます。この本は、雑誌の「ターザン」での連載をベースに、最新のトレーニング理論も交えながら世界のエリートが実践する「最高のパフォーマンスを叩き出すコンディショニング術」を紹介しているんです。

 藤野さんご自身はテニスやダンスもされるから、この本にあることは“釈迦に説法”で、すでに実感されていることばかりかもしれませんが…。私自身も運動をはじめてみて、気持ちがポジティブになったり、記憶力や思考力が以前より少しついてきたような実感があります。

 アメリカのエリートたちって、それがよくわかっているんでしょうね。だから彼らはコンディショニングにすごく気を遣います。朝の5時にホテルのトレーニングジムが、人でいっぱいだったりするんです。

藤野:国内でも外資系ホテルの近くなんかでは、朝早くから外国の人が走っているのを見ることがあります。

田村:あの理由がよくわかりましたよ。いろいろ勉強することも大事ですが、身体を鍛えて、藤野さんのようにピアノを弾いて五感を鍛えて、朝から常にコンディションをよくしていったほうがいいのではないか。この本ではそれをお伝えしたかったんです。

藤野:ピアノの話でいうと、私は「ツイッターピアノの会(略称ついぴ)」というのをやっていて、全国で発表会もしています。TwitterやFacebookで仲間を集って交流を続けているのですが、おかげで北海道から沖縄までたくさん仲間ができました。

 仕事とは違う脳を使うし、ふだんとは違う仲間と話をすることになるので、完全にリフレッシュができるんですね。だから、新たなチャレンジをしたい気持ちやアイディアがわいてくる。

 そういった面でも、田村さんの書かれたことはまったくその通りだと思うし、身体を動かしたり、別の趣味を持ったり、新たなチャレンジをすることは大切だと思います。

仕事を人生のすべてにするな!

田村:世界のなかでいろいろな人と会ってきた経験からいうと、“デキる人”って仕事100%じゃないんですね。仕事に使う時間はせいぜい全体の3割か4割で、あとは家族との時間や趣味に使っているんです。ああいった時間の使い方は、日本の方々も参考にしたほうがいいと思います。

藤野:仕事に占める時間が全体の半分以下ですか。確かに仕事って生き様すべてじゃなくて、数ある大切な生き様のうちの一つにすぎないですからね。そういった考え方がこれから日本人にも必要になってくるんでしょうね。

田村:そうですね。私たちの人生は昔に比べて長くなってきていますよね。仕事にしても、定年退職が昔は55歳とか60歳だったのに、今や65歳や70歳まで働ける社会になっています。ですから、前のように「この仕事一筋で40年」とかではなくて、いろんな意味で三毛作・四毛作・五毛作時代になってくると思うんです。

 極端な話、10年ごとに仕事を変えたり、仕事をしながら新しいことを学んで、その知識で新しい仕事を立ち上げていくことが求められる。定年したらあとは年金でというのではなくて、死ぬまで働くことがごく普通の生き方になる。それが、これから生きることになる時代といえます。

藤野:今まで以上に学び続けることが大切な時代になってくるということですね。

1
nextpage
スペシャル・インフォメーションPR
ダイヤモンド・オンライン 関連記事
まいにち小鍋

まいにち小鍋

小田真規子 著

定価(税込):本体1,100円+税   発行年月:2016年11月

<内容紹介>
簡単で安くて、ヘルシー。ポッカポカの湯気で、すぐにホッコリ幸せ。おひとりさまから共働きのご夫婦までとっても便利な、毎日食べても全然飽きない1〜2人前の小鍋レシピ集!「定番鍋」にひと手間かけた「激うま鍋」。元気回復やダイエットに効く「薬膳鍋」や、晩酌を楽しみたい方に嬉しい「おつまみ鍋」など盛り沢山!

本を購入する
ダイヤモンド社の電子書籍
(POSデータ調べ、11/20~11/26)


注目のトピックスPR


藤野英人(ふじの・ひでと)

レオス・キャピタルワークスCIO(最高運用責任者)
1966年、富山県生まれ。90年早稲田大学法学部を卒業。国内、外資系運用会社を経て2003年8月レオス・キャピタルワークスを創業、CIO(最高運用責任者)に就任(現任)。中小型・成長株の運用経験が長く、ファンドマネジャーとして豊富なキャリアを持つ。現在、運用している「ひふみ投信」は4年連続R&I優秀ファンド賞を受賞、さらに「ひふみ投信」「ひふみプラス」を合わせたひふみマザーファンドの運用総額は600億円を超えている(2015年6月現在)。ベンチャーキャピタリストであり、自身がファウンダーでもあるウォーターダイレクトを上場させ、現取締役。 また東証JPXアカデミーフェロー。明治大学商学部兼任講師。主な著書には『投資家が「お金」よりも大切にしていること』(星海社新書)ほか多数。

田村耕太郎

エール大学、ハーバード大学元研究員。
世界で最も多くのノーベル賞受賞者を輩出したシンクタンク、ランド研究所にて唯一の日本人研究員を務めた。新日本海新聞社相談役。前大阪日日新聞代表取締役社長。国立シンガポール大学公共政策大学院元研究員。
‘02年から‘10年まで2期参議院議員を務める。その間、内閣府大臣政務官(経済財政・金融・地方分権・再チャレンジ各担当)、参議院国土交通委員長を歴任。
著書には『君は、世界を迎え撃つ準備ができているか?』『君は、こんなワクワクする世界を見ずに死ねるか!?』などがある。

 

 


これから世界で生き抜くために知っておきたいこと

『君は、こんなワクワクする世界を見ずに死ねるか!?』など多くの著書があり、グローバルな視点で若者を叱咤激励する元参議院議員の田村耕太郎氏と、独立系投資運用会社のレオス・キャピタルワークスで最高投資責任者(CIO)を務め、驚異的なパフォーマンスをあげているカリスマファンドマネジャーの藤野英人氏。この2人がグローバルかつ、独自な視点で、キャリアや投資について語り合いました。

 

「これから世界で生き抜くために知っておきたいこと」

⇒バックナンバー一覧