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失敗せずに上手に活用しよう!
NISA(日本版ISA)のポイントQ&A

山崎 元 [経済評論家・楽天証券経済研究所客員研究員]
【第279回】 2013年5月15日
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 金融業界に特化した情報誌である『週刊金融財政事情』の4.29-5.6号の特集タイトルは「日本版ISA争奪戦はじまる」だった。通称「NISA」、日本版ISAは、英国のISA(Individual Savings Account)にちなんでスタートする投資優遇税制で、始まるのは来年からだが、その専用口座の獲得を巡る戦いが、金融機関の間ではすでにかなりの熱気を帯びている。

 しかし、個人が日本版ISAでどのようにお金を運用したらいいのかについては、誤解であったり、あまりにも商業的なバイアスを帯びていたりする情報が、すでに流れ始めているようだ。

 本稿では、ダイヤモンド・オンラインの読者のために、日本版ISAを失敗せずに上手に活用する、注意事項とコツをお知らせしたい(明らかな損はしてほしくないので!)。

 以下、Q&A形式でお伝えする。

Q1.
NISAとは要するに
どんな制度なのか?

 運用益に対する非課税優遇制度だ。1人が1つ専用の口座を開設し、1年に100万円まで上場株式や投資信託に投資でき、この運用益(配当・分配金、譲渡益の両方)に対する課税が5年間非課税になる。

 この制度は、現段階では2014年、つまり来年に始まって、2023年の投資分までが対象になる時限措置だ。5年間経過後は、今のところ一度だけ翌年の非課税枠内で同じ資産をそのまま保有する、ロールオーバーと言われる措置をとることもできる。

 5年目からは、1人最大で500万円が非課税で運用できる計算だ。

 今のところ、この制度は10年間の期限付きだが、今後、恒久化される可能性がある(残念ながら確実にではないが)。

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山崎 元 [経済評論家・楽天証券経済研究所客員研究員]

58年北海道生まれ。81年東京大学経済学部卒。三菱商事、野村投信、住友信託銀行、メリルリンチ証券、山一證券、UFJ総研など12社を経て、現在、楽天証券経済研究所客員研究員、マイベンチマーク代表取締役。


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