旬を楽しみ、身体が喜ぶ 江戸料理
【第48回】 2013年6月7日 車 浮代

古来より多くの人々の命を救ってきた
花も実もある「梅」の神秘

 早くも梅雨入りした今年の日本列島。

「梅雨」という字は、梅が実る時期に来る雨季を表してつけられたそうです。

 毎年6月になると、青梅が店頭に並び始めます。

 6月の初めに見る、鮮やかな緑がみずみずしく、香り爽やかな青梅は、梅酒や梅シロップ、青梅の醤油漬け(漬けた梅は細かく切って漬物に、梅醤油は調味料として活躍します)、塩漬けなどに適しています。

 6月中旬になると、青梅が黄色みを帯びてきて、いよいよ梅干しの漬け頃です。

 そして6月下旬以降の黄色くなった梅干しは、味噌漬けや梅ジャム作りに最適です。

 数ある梅の加工品の仕込みは、ほぼこの1ヵ月の間に行われることになります。

 梅にちなんだ記念日は、年に3回あります。

梅酒
【材料】青梅…500g/氷砂糖…200g/焼酎(またはホワイトリカー、ブランデーなど)…900ml/雄松の新芽(なくても良い)…1本
【作り方】①青梅は洗って水に30分ほど浸した後、水気を丁寧にふきとり、爪楊枝などでヘタをほじり取る。②殺菌した保存瓶に1を入れ、氷砂糖を上に入れて焼酎を注ぎ、洗ってよく乾かした雄松を乗せて冷暗所で保存する。3カ月~1年が飲み頃。

 6月1日は梅肉エキスの日、6月6日は梅の日、そして7月30日は梅干しの日です。

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旬を楽しみ、身体が喜ぶ 江戸料理

栄養価の高い旬の食材を、あまり手を加えずにいただく――。これが江戸料理の醍醐味であり、健康長寿につながる正しい食のあり方だと思います。このコラムでは、江戸料理と健康をテーマに、食材ごとの情報とレシピをご紹介していきます。

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