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社長! 「経理」がわからないと、あなたの会社潰れますよ!
【第13回】 2013年6月26日
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井ノ上陽一

経理担当者が会社を潰す!?
この「ひと言」が出たらキケン!!!

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あまり知られていませんが、経理とは、「経営管理」の略称であり、経営の舵とりを手助けする重要なものです。さて本日は、あなたの会社の経理担当者が、こんな「ひと言」を言っていないかどうかをチェックしてみて下さい。

この「ひと言」が出たらキケン!
あなたの会社の経理は大丈夫ですか?

 これまで連載で、経理の重要性についてお話ししてきました。ただでさえ忙しい社長が経理を理解するためには、経理担当者や税理士のサポートが欠かせません。

 経理作業を代行してもらうのではなく、社長自身が、経理の流れ・仕組みをある程度理解しておきましょう。以下は、社長が経理を任せっきりにしてしまった事例です。

 A社の経理担当者は古株で、社長が「もっと細かい売上の内訳は出せないのか?」「もっと税金を減らせないのか?」などと言うと、「こういうものですから」(会計や税金ではこうなっている)と言います。社長としては納得がいかないのですが、プロがいっていることだから、「そういうものだろう」と思っていたそうです。

 経理担当者は「利益が出ていて順調」と言っていたそうですが、社長にはそれが信じられませんでした。どうも資金が足りないし、落ち着かない。数字の好調さとは裏腹に、とても順調とは思えなかったそうです。

 そうこうしているうちに、業績は悪化していき、金融機関からの借入も難しくなり、結局は、社長のポケットマネー1000万円を会社に貸しつけることになったそうです。

 いかがでしょうか。プロだからといって、何でもかんでも任せきりにしていては、大きな損失につながる可能性があります。ときには会社が倒産してしまうこともあるでしょう。

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    井ノ上陽一 (いのうえ・よういち)

    「経理業務の効率化」「会計とITの融合」を得意とする税理士。
    大学卒業後、総務省統計局に勤務し、数字の分析手法とITスキルを学ぶ。しかし、「独立して、数字とITで社会貢献したい」という思いから、税理士受験に挑戦。見事合格し、税理士資格を取得。2007年に独立を果たす。
    「経理は難しくない! ひとり社長でもできる! 」をモットーに、ITを駆使した効率の良い経理を経営者に伝えている。目標は、手書き伝票を使う、手間をかけすぎるといった「経理の古い慣習」を変えること。
    業務効率化を得意とし、あるクライアントでは、Excelによる業務管理システムの導入とペーパレス化の推進により、年間240時間分の業務を削減した。
    現在、世界で100人強しかいない「マイクロソフトMVP for Excel」の資格を所持している。
    税理士業務に加えて、セミナー・執筆などを通じて、「数字」「お金」「時間」「IT」に関する悩みを解決し、新しいワークスタイルを提案している。


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    「経理なんてお金にならない」と、思ったことはありませんか? 残念ながら、それは間違いです。あまり知られていないことですが、経理とは「経営管理」の略称であり、経営の舵とりを手助けするものです。イメージとしては、会社の「お金」「会計」「税金」のバランスをとるものだと考えて下さい。営業やビジネスモデルの構築が、経営の「攻め」だとすれば、経理は「守り」 です。本連載を通して、会社の「守り」を固めましょう!

    「社長! 「経理」がわからないと、あなたの会社潰れますよ!」

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