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ビジネスパーソンが知っておくべき会社の数字の活かし方
【最終回】 2012年6月21日
著者・コラム紹介バックナンバー
森岡 寛 [キャッシュフローマネジメント株式会社/財務マネジメント株式会社代表取締役]

キャッシュフローをしっかり管理する
できるビジネスパーソンになろう!

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第4回では、ビジネスパーソンが貢献社員になるために、売上ではなく利益に視点を置く必要性についてお伝えしてきました。最終回となる第5回では、これまでの利益についての考え方に加えて、キャッシュフローの重要性についてお伝えします。

売上の締日と入金日を意識して行動する

 キャッシュフローを考えるうえで重要なのは、入金に対する意識を高めることです。

 経費や借入金の返済、税金の支払いなど、支出に関する項目はいろいろありますが、入金については、その大半が売上代金の回収となります。

 また、現金商売を営んでいる小売業や飲食業などを除き、大半が掛取引で1ヵ月に1回か複数回の締日を設けて、売上代金を回収しています。

 このため、1日でも早く売上代金を回収しようと思えば、締日までに納品・検収までの段階を完了しておく必要があります。言い換えれば、納品・検収から逆算して日々の営業活動を行わなければならないということになります。

 次に、実際に取引を終えた売上代金が確実に入金されているかどうかのチェックも必要です。

 得意先に対して設定された回収サイト通りに入金されているか、日頃の得意先の営業状況も含めて常に確認しなければなりません。そして、少しでも支払いが遅れたら、即座に回収に向けて動くことが重要になります。

回収サイトの条件が良くない得意先とは積極的に関わらない

 というのも、延滞している売上代金の多くは、回収に向けての初動対応が遅れていることが主な要因として挙げられるからです。

 また、売上や利益金額が稼げるからといって、回収サイトが遅れている得意先や、そもそも回収サイトの条件自体が良くない得意先と積極的に関わらないことも重要です。

 これは、与信管理の面から考えても、倒産の危険性をはらんでいる得意先との取引は、売上代金が回収できないリスクを増やすことになってしまうからです。

 また、回収サイトの条件が良くない得意先については、後で述べます運転資金が必要になってきますので、借入金の返済や金利の負担を考えたうえで、取引を継続する必要があるかどうかを考えて対応を決める必要が出てきます。

 

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森岡 寛(もりおか・ひろし) [キャッシュフローマネジメント株式会社/財務マネジメント株式会社代表取締役]

1974年生まれ。高知県高知市出身。実家は製麺卸売業を営む。近畿大学在学中、会計学研究会に所属し、管理会計の研究に従事。卒業後、会計事務所勤務を経て、2003年起業。 起業後は、東京・大阪で中小企業のキャッシュ・フロー改善に特化した財務コンサルティングを展開。 現在は「キャッシュフローの専門家」として、講演・執筆・コンサルティング業務に従事する一方、ITツールを活用してワークライフバランスの充実に努めている。妻と子供2人の4人家族。 著書に『マンガで入門! 会社の数字が面白いほどわかる本』、『社長のための黒字の教科書』(ともにダイヤモンド社)がある。
http://www.cashflow.co.jp
http://www.zaimu.net

 


ビジネスパーソンが知っておくべき会社の数字の活かし方

ビジネスをするうえで「会社の数字」は避けて通れません。著者の森岡寛氏はキャッシュフローの専門家として、これまで数多くの中小企業の財務改善に携わってきました。そんな中で実感したのが、「会社の数字を苦手にしている人がなんて多いのか!」という事実。本連載では、「ビジネスパーソンが知っておくべき会社の数字の活かし方」を全5回にわたって紹介してもらいます。

 

「ビジネスパーソンが知っておくべき会社の数字の活かし方」

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