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「引きこもり」するオトナたち

“辞められない中高年”から反響続々
増え始めた「ネオブラック企業」の真実

池上正樹 [ジャーナリスト]
【第160回】

前々回、40歳代後半の男性が勤めているという“辞めさせないブラック企業”の実態を紹介したところ、大反響となり、たくさんのメールをいただいた。

 ハローワークなどに紹介されて応募し続けても、なかなか再就職できない人たちは少なくない。そんな厳しい雇用状況の中で、これまで“ブラック企業”といえば、夜遅くまでサービス残業させて、会社を辞めさせてしまうイメージがあった。

 しかし、“ネオブラック”ともいえる“辞めさせないブラック企業”は、なかなか次の見つからない中高年者の足元を見て、給与や経費を減らしながら働かせ続け、辞めようとすると妨害する。

 いずれにしても、こうした会社で心身を摩耗させた人たちは、履歴の空白が長引くにつれ、いつのまにか地域で「大人の引きこもり」になっていくことも少なくない。

 今回は、たくさん寄せられた読者の方のメールの中から、40歳代後半の男性Aさんの話を紹介する。

有給を取ったら賞与が減額!?
経営者は潤う一方、虐げられる社員たち

 彼が、今のサービス系の会社に再就職したのは、3年ほど前のこと。実際に勤務を始めると、労働基準監督署に提出している労働基準とはまったく違う給与内容であることがわかった。でも、年齢的に、次の仕事が見つからないであろうと考え、泣く泣く働いて苦しい生活をしているという。(※以下、コメント部分の一部はプライバシー保護のため編集部で加工・修正しています)

<若手は固定で60時間分の残業が付いているのに、私の場合は正味の時間しか給与に反映されません。この差は何なのか…>

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池上正樹 [ジャーナリスト]

通信社などの勤務を経て、フリーのジャーナリストに。主に「心」や「街」を追いかける。1997年から日本の「ひきこもり」界隈を取材。東日本大震災直後、被災地に入り、ひきこもる人たちがどう行動したのかを調査。著書は『ひきこもる女性たち』(ベスト新書)、『大人のひきこもり』(講談社現代新書)、『下流中年』(SB新書/共著)、『ダメダメな人生を変えたいM君と生活保護』(ポプラ新書)、『あのとき、大川小学校で何が起きたのか』(青志社)など多数。TVやラジオにも多数出演。厚労省の全国KHJ家族会事業委員、東京都町田市「ひきこもり」ネットワーク専門部会委員なども務める。YAHOO!ニュース個人オーサー『僕の細道』

 


「引きこもり」するオトナたち

「会社に行けない」「働けない」――家に引きこもる大人たちが増加し続けている。彼らはなぜ「引きこもり」するようになってしまったのか。理由とそうさせた社会的背景、そして苦悩を追う。

「「引きこもり」するオトナたち」

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