10年前は貧乏でお金の知性がまったくなかった僕が、今では5つの会社を経営し、15棟のビルやマンションを所有するまでになり、経済的な自由を得ることができました。――なぜなら、僕は「お金の知性」を磨きづづけたからです。あなたの年収は学歴や職歴ではなく「お金の知性」で決まるのです。「お金の知性」を磨くために必要な、心に残る『お金の格言』を毎回ご紹介します。

★今回の格言

インフレーションは、
「恐るべき海賊」だ

 投資で損をしたり、勉強が大変だったりすると、投資なんかをしないほうがいいと思うときもあると思います。

 貯金だけをしていれば、金利がついて確実に少しずつお金は増えていきます。

 でも、貯金では節約した分しか手許に残りません。しかも放っておくと、せっかく節約して貯めたお金も、インフレ(物価上昇)によって、やがて目減りしてしまいます。

 物の値段が上がると、相対的にお金の価値が下がってしまうのです。

 明治時代の1円は大変な価値でしたが、いま1円では何も買えません。30年前、新入社員の初任給は10万円以下が当たり前でしたが、いま初任給が10万円を切ることはまずありません。

 時がたつとともに、お金の価値が下がってしまった結果です。

 いま1000万円の貯金があっても、何年かたつと目減りしてしまいます。投資をしなければ、いまのお金の価値さえ維持できないのです。