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経済は世界史から学べ!
【第1回】 2013年11月22日
著者・コラム紹介バックナンバー
茂木誠 [駿台予備学校 世界史科講師]

“国の都合で法律を変えたら、総人口の10%が餓死”
180年前の「イギリス版TPP問題」から学べること

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TPPによる貿易自由化には、「日本の農業が打撃を受ける」という反対意見があります。しかし、輸出大国である日本にとって、TPPは避けては通れない問題です。実は、180年前のイギリスでも、こうした板ばさみ状態が起きていました。当時、イギリスで何が起こったのでしょうか?

世界史というレンズを通せば、
経済のことがもっとわかる!

 本連載は、「世界史というレンズを通して、経済をより深く理解する」というアプローチをとっています。

 経済(お金)に関する事柄は、ある日突然生まれたものではなく、歴史的な必然性を持って生まれます。ゆえに、その必然性を知ることができれば、経済をさらに理解することができるわけです。本連載では、「増税、TPP、円高、デフレ、バブル、国債、恐慌」といったトピックスを扱っていきますが、第1回目の本日は、TPPです。

 TPPによる貿易自由化には、「日本の農業が打撃を受ける」という反対意見があります。輸出だけ自由貿易にして、輸入は保護貿易にできればいいのですが、そういうわけにはいきません。貿易というのは相手国があるからです。こちらが関税を引き上げて輸入を制限すれば、相手国も関税を引き上げて輸入を制限します。

 輸出を自由化したいのなら、輸入も自由化しなければなりません。しかし、輸入自由化は国内の弱い産業に打撃を与えるので、国内で深刻な対立を引き起こすのです。19世紀のイギリスでも同じことが起こっていました。

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    茂木誠(もぎ・まこと) [駿台予備学校 世界史科講師]

    駿台予備学校世界史科講師。
    「東大世界史、難関国立大世界史」等の講座を担当。映像を駆使したストーリー仕立ての講義は、「歴史の流れ」がわかると大好評。予備校の東大受験クラスから初学者まで、あらゆる学力の生徒を教えるテクニックがある。時事問題を歴史的な切り口から考察する『もぎせか館ブログ』を運営するブロガーとしての顔も持つ。

     


    経済は世界史から学べ!

    本連載は「世界史というレンズ」を通して、経済をより深く理解するというアプローチをとったものです。
    経済(お金)に関する事柄は、ある日突然生まれたものではなく、歴史的な必然性を持って生まれます。
    ゆえに、その歴史の必然性を知ることで、経済をより深く理解することができるのです。
    増税、TPP、円高、デフレ、バブル、国債、恐慌etc。
    「そのとき、何が起こっていたのか」という歴史の流れを知ることで、経済の「なぜ」「どうして」がスッキリわかるようになります。
    著者は、駿台予備校講師の茂木誠氏。「東大世界史」「難関国立世界史」等の講座を担当する実力派です。
    歴史の流れをわかりやすく、そして深く理解させるプロフェッショナルが、「経済を世界史から学ぶ」という試みに挑戦します。

    「経済は世界史から学べ!」

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