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経済は世界史から学べ!
【第2回】 2013年11月25日
著者・コラム紹介バックナンバー
茂木誠 [駿台予備学校 世界史科講師]

ドルが「世界最強の通貨」になれたのは、
戦争特需と国際金融資本のおかげ

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本日のテーマは「ドル」です。現在、世界の取引で使われている通貨の80%をドルが占めています。「世界最強の通貨」といっても過言ではありませんね。しかし、ドルがこの地位を手にいれたのは、今からおよそ100年前。そのとき、世界では何が起こっていたのでしょうか。

なぜ、世界の多くの国で
「ドル」が使えるのか?

 海外旅行をしたとき、多くの国でドルが使えます。それぞれの国で独自の通貨が流通していますが、なぜドルは特別なのでしょうか。

 それはドルが、世界共通のお金――国際通貨(基軸通貨)としての地位を手に入れたからです。その経緯を見ていきましょう。

 19世紀では、世界の工場といわれたイギリスの「ポンド」が世界中に流通していました。そのポンドの地位がドルに入れ替わったのは、第一次世界大戦(1914―1918年)のあとからです。

 全ヨーロッパを巻き込んだ戦争が4年間も続くとは、最初は誰も予想しませんでした。欧州各国は、国際通貨である金の流出を阻止するため、金本位制から離脱します。そして、不換紙幣(金と交換できない紙幣)を乱発して軍事費に充てたのです。

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茂木誠(もぎ・まこと) [駿台予備学校 世界史科講師]

駿台予備学校世界史科講師。
「東大世界史、難関国立大世界史」等の講座を担当。映像を駆使したストーリー仕立ての講義は、「歴史の流れ」がわかると大好評。予備校の東大受験クラスから初学者まで、あらゆる学力の生徒を教えるテクニックがある。時事問題を歴史的な切り口から考察する『もぎせか館ブログ』を運営するブロガーとしての顔も持つ。

 


経済は世界史から学べ!

本連載は「世界史というレンズ」を通して、経済をより深く理解するというアプローチをとったものです。
経済(お金)に関する事柄は、ある日突然生まれたものではなく、歴史的な必然性を持って生まれます。
ゆえに、その歴史の必然性を知ることで、経済をより深く理解することができるのです。
増税、TPP、円高、デフレ、バブル、国債、恐慌etc。
「そのとき、何が起こっていたのか」という歴史の流れを知ることで、経済の「なぜ」「どうして」がスッキリわかるようになります。
著者は、駿台予備校講師の茂木誠氏。「東大世界史」「難関国立世界史」等の講座を担当する実力派です。
歴史の流れをわかりやすく、そして深く理解させるプロフェッショナルが、「経済を世界史から学ぶ」という試みに挑戦します。

「経済は世界史から学べ!」

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