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東大発ベンチャーをはじめ、
ロボット関連企業を買いまくるグーグルの狙いとは?

瀧口範子 [ジャーナリスト]
【第277回】 2014年1月8日
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 自走車開発、宇宙探索や生命科学分野への投資など、本業のインターネットサービスからかけ離れた事業に手をつけるグーグル。それも、われわれの日常生活とは無関係にも見える、超未来型事業も多い。

 そんなグーグルが昨年世界をアッと言わせたのは、数々のロボット会社を買収したことだった。

1年で8社を買収

東大発ベンチャー「シャフト」のロボット(「DARPAロボティクス・チャレンジ」より) Photo by Noriko Takiguchi

 買収は、昨年初頭から秘密裏に始まっていたようで、これまで明らかにされただけでも何と8社。新興企業が中心で、ロボット業界では注目の会社ばかりだったのが驚きをさらに加えた。買収したのは以下のような会社だ。

 まず、日本企業が1社。シャフトという名の同社は、ヒューマノイド型ロボットの研究で知られる東京大学工学部の情報システム工学研究所(JSK)から、2012年にスピンアウトした会社だ。

 昨年末に開かれたDARPAロボティクス・チャレンジでは、世界の14チームを抑えて圧勝したことで今や世界的に知られる存在となった。優れたハードウェア設計と制御ソフトの組み合わせが伺われるが、ロボット要素技術開発としても期待される存在。(関連記事:事故下の原発を想定したロボット競技会で日本チームが優勝![DOL特別レポート])

 もう1社のボストン・ダイナミックスは、カーネギーメロン大学やマサチューセッツ工科大学でロボット研究を行ってきたマーク・レイバートが1992年に創設し、軍事用のロボット開発でよく知られる会社だ。

 同社が生み出した4本足ロボットの「ビッグドッグ」は、重い荷を背負って兵士の後をついていくことを想定して設計されている。子馬ほどの大きさで首はない。横からかなり強い蹴りを入れられても、バランスを持ち直す様子が驚異だと評判になっている。

 他にも同社のロボットには、ヒューマノイロボットの「アトラス」や「ペットマン」、高速で走る動物型の「ワイルドキャット」、昆虫型で壁を登る「ライズ」など多様な形状としくみがある。

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瀧口範子 [ジャーナリスト]

シリコンバレー在住。著書に『行動主義: レム・コールハース ドキュメント』『にほんの建築家: 伊東豊雄観察記』(共にTOTO出版)。7月に『なぜシリコンバレーではゴミを分別しないのか?世界一IQが高い町の「壁なし」思考習慣』(プレジデント)を刊行。


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