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「デジタルな日常」を生きる

「グーグルグラス」と「イフト」
――2014年のデジタルな日常に望む

松村太郎 [ジャーナリスト・著者]
【第11回】 2014年1月7日
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 新年、明けましておめでとうございます。今年も引き続き、ご愛読のほどをよろしくお願いいたします。

 本連載は、デジタルと我々の日常との関係性について、時には教育やビジネス、新製品などのトピックを挙げながらご紹介している。年始ということで、2014年、少なくとも今年の前半までに注目しておきたいものを、デバイスとサービスから1つずつ採り上げたいと思う。

「Google Glass」から見える視界

「Google Glass」の外観(さかさまに置いた状態)

 筆者は2013年12月から、「Google Glass(グーグルグラス)」を使い始めた。現在「Explorer Program」ということで、およそ1万人ほどのユーザーが1500ドルという高額を出して購入し、どのように利用できるかを試したり、アプリを開発したりしているところだ。

 現状、米国内でしか受け取りや利用ができないが、受け取り場所になっていたサンフランシスコのGoogleオフィスはまるで高級ブティックのような雰囲気と接客で、未来のウェアラブルデバイスを手渡していたのが印象的だった。

 Google Glassはチタン製の通常のメガネのフレームの右側に、カメラやバッテリー、骨伝導スピーカー、瞬きセンサーなどが内蔵され、小型プロジェクターとそれを反射して目に届けるプリズムが搭載されている。バッテリーはおよそ1日持つとのことだったが、動画撮影やビデオチャットをするとかなり電池は消耗する。

 Google Glassで現在できることは、Wi-Fiに接続した上で、写真やビデオを撮って共有したり、Googleで検索したり、今まわりで流れている音楽を検索したり、ナビゲーションをしたり。Googleのメッセージとビデオチャットが行えるHangoutや、Google+、YouTubeへの写真や動画の公開ができ、Googleサービスをハンズフリーかつ声で利用することができる。

 また、「Glassware」と呼ばれるアプリを開発者が開発でき、例えば撮影した写真や音声入力した文字をEvernoteに保存したり、CNNやTwitterなどの最新情報を表示させることもできる。またスペイン語の文字をリアルタイムに翻訳し、英語に置き換えるアプリもある。スマートフォンと同じように、アプリで進化する仕組みを採用している。

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松村太郎[ジャーナリスト・著者]

まつむら・たろう/1980年生まれ・米国カリフォルニア州バークレー在住のジャーナリスト・著者。慶應義塾大学政策・メディア研究科卒。慶應義塾大学SFC研究所上席所員(訪問)、キャスタリア株式会社取締役研究責任者、ビジネス・ブレークスルー大学講師。近著に「スマートフォン新時代」「ソーシャルラーニング入門」など。

 


「デジタルな日常」を生きる

スマホ、SNSなど、毎日の暮らしに欠かすことのできなくなったネット環境とデジタルツール。その一方で、セキュリティやプライバシーの問題、ツールへの依存、ネットコミュニティとの関わり方など、日々新たな問題が現れ、状況は変化している。私たちは「デジタルな日常」をどう生きていけばいいのか、米国シリコンバレー在住の記者が、生活者の目線で解説する。

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