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女性が運営する「レンタル友達」会社に寄せられる
「レベルの高い要求」とは?

工藤 渉
2014年1月30日
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「サポートワン」のWEBサイト

 レンタル友人・家族がニュースに取り上げられる機会が増えた。ネット上を見回しても、例えば「レンタル友達JAPAN」や、「はげまし隊」などのサービスをすぐに見つけられる。友人や家族をレンタルしたいケースとは、例えば結婚披露宴での人数合わせや、1人では行きにくい場所への同行を依頼するといったケースが思い浮かぶのだが、実際のところはどうなのか。

 「サポートワン」は「女性が運営する便利屋さん」を謳い、幅広い事業を展開している。友人や家族のレンタルはその一環という位置付けだ。同社代表取締役の古川めぐみ氏は、ビューティサロンでの経験を活かしてこの事業を始めた。本来の美容目的ではなく特定のスタッフとの会話を楽しみにサロンを訪れる客が多いことから、付加価値を独立させてビジネスにすることを思いついたのだ。

当初は「人数合わせ」だったが、
「目的達成型」に高度化

 開業当初は買物への同行やおしゃべり相手などの目的で「友人」を、また披露宴で「家族」や「友人」役を、といった依頼が多かった。だが需要が増えるとともに(あくまで父母とは名乗らずに)小学校の父母会でのパトロールや清掃活動を代行してほしい、どうしても抜けられない仕事があるので、発熱した子どもを保育園に迎えに行き、自宅で看病してほしい、といった依頼が目立つようになったという。

 従来の便利屋・代行サービスの業務の範囲ではあるが、より家族に近い気配りや家事の技能などが要求されるケースである。父母会での適切な振る舞い、子どもの看病などは誰にでもできる仕事ではない。

 古川氏によると、特に「友人」に関しては「目的達成型」とでも呼ぶべき依頼も増えているそうだ。例えばある女性には意中の男性がいる。1対1での食事には誘いにくいが「私の友だち」と3人でなら気軽に声をかけられる。だから友人を1名レンタルしたいというわけだ。

 この場合の「友人」とは、「私」より外見が地味ででしゃばらないが、要所要所では2人を盛り上げ、時には依頼者の人柄を示す「ちょっといいエピソード」を披露してくれる引き立て役のこと。確かにこれほど都合のよい友人はレンタルしない限り手に入らないだろう。

 恋愛などの「目的達成」のために必要な「友人」や「家族」のキャラクターは依頼者により異なる。加えて先述のようなヘルパーとしての業務も多いため、サポートワンでは幅広い年齢層の看護師や秘書、教員といった資格を持つスタッフを抱えている。月に1日、1日1時間など勤務形態はほとんど自由だ。

 スキルもあるし機転にも自信があるという方は、誰かの「友人」や「家族」を演じる仕事にチャレンジしてはいかがだろうか。

(工藤 渉/5時から作家塾(R)

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