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1000円台で楽しむ おとなの居酒屋

朝9時から呑める、鯉とうなぎの店
まるます家(赤羽)

浜田信郎
【第6回】 2007年12月21日
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 朝9時から開いている、鯉とうなぎの「まるます家」。呑ん兵衛好みのする酒場が数多い赤羽の地でも、昭和25(1950)年創業のこの店は老舗中の老舗。店内は「コの字」型2連のカウンターに、テーブル席が数卓。2階には座敷席もあります。

 まずは小瓶のビール(サッポロ黒ラベル、350円)と、この店自慢の鯉の洗い(400円)を注文すると、カウンターを担当するおかあさんが、

 「はいこちら、ビールと洗いね」

 と、まるで謡うような軽快な調子で、注文を受けてくれます。おかあさんたちの元気あふれる働きぶりも、この店の名物のひとつなのです。

 毎朝、その日使う分を店頭でさばくという鯉の洗いを、添えられた酢味噌でいただきます。ピンクに透きとおる美しい洗いは、シャッキリと身の締りもよく、淡白な中にも力強さを感じる味わい。

 これには、やはり燗酒ですね。ちょうどビールも飲み終わったので、「富久娘」の燗酒(350円)を注文すると、元気なおかあさんから、

 「はいっ、カワイコちゃん、ホットで一丁ぉ~っ!」

 と、謡うように注文が通されます。カワイコちゃんというのが、この店での「富久娘」の符丁なんですね。

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浜田信郎

1959年、愛媛県生まれ。造船会社で働く設計士。サラリーマンの傍ら、名店酒場を飲み歩く。その成果を綴ったブログ「居酒屋礼賛」は、呑んべいに大人気。著書に『酒場百選』(ちくま文庫)がある。


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