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シゴトに咲く花~輝く女性たち

東進のカリスマ講師・宮内舞子さんインタビュー 
文系から突然転向して、なぜ理科を教える立場に?
リケジョの星が語る本当は楽しい物理と人生の方程式

宮崎智之 [フリーライター]
【第2回】 2014年3月11日
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女性ならではの感性を生かしながら、仕事に腕一本でチャレンジする「シゴトに咲く花」たちを紹介するこのインタビュー連載、第2回に登場してもらうのは、大学受験予備校・東進ハイスクールで物理を教える宮内舞子さんだ。東進ハイスクールと言えば、「今でしょ!」で流行語大賞を受賞した林修さんなど、“カリスマ講師”が多く在籍することで知られる。一見、華やかな仕事のようにも思えるが、講師間の競争は激しく、人気を獲得できるのは一握りという厳しい業界だ。そんな世界で女性としては珍しい物理講師として教鞭を振るう宮内さん。「物理は難しいイメージがありますが、実は受験で1、2位を争うほど簡単なんですよ」と優しく語る彼女の仕事観とは?(取材・文/フリーライター・宮崎智之、撮影/宇佐見利明)

数学が嫌い、理科も嫌い、国語は好き
文系女子はなぜ突然理系を専攻したか?

――まずは、「物理」という科目を専攻した理由を教えてください。

みやうち・まいこ
大阪大学工学部原子力工学科から大学院に進み、その後、予備校講師へ。現在、東進ハイスクールなどで物理を教える人気講師。丁寧で色彩豊かな板書と詳しい講義に定評がある。宮内さんの授業風景は東進のHPからもチェックできる。

 話は自分が受験生のときにまで遡ります。もともとは数学が嫌い、理科も嫌い、国語は好きといったような、どこからどう見ても文系の少女だったんですね。ですから始めは、法学部に進学して、法律関係の仕事に就きたいと思っていました。

――意外ですね。なぜ理系に?

 なんと言いますか、すごく直感的だったんですけど……。高校2年生の夏休み明けに、文系か理系のどちらに進むかを記入して先生に提出しなければいけなかったんです。前日の夜までは文系と書くつもりだったんですけど、突然「私が理系を選択したら周りの人はどう反応するだろう」という気持ちが芽生えてきてしまって。

 悪戯心だったのかな? でも、内心では宇宙とかにも興味があったので、その直感に従って「理系」と書いてしまいました。それまで、自分は文系だと信じ切っていたのに。

――まさに直感ですね。でも、突然の理系への転向で苦労しなかったんですか?

 苦労しましたよ。本当に困りました。文系に進むつもりだったので、数学も化学もあまり真面目には勉強していませんでしたから。その中でも特に物理が苦手で、数式を見てもほとんど何を書いているのかもわからない状態。「μ」(ミュー)すら読めなくて、「u(ユー)じゃないよね……」と首を傾げていたくらいのレベルでした。

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宮崎智之 [フリーライター]

フリーライター。1982年3月生まれ。地域紙記者を経て、編集プロダクション「プレスラボ」に勤務後、独立。男女問題や社会問題、インターネット、カルチャーなどについて執筆。
ツイッターは@miyazakid
 

 


シゴトに咲く花~輝く女性たち

ともすれば画一的な仕事を要求されがちな一般企業で仕事をするばかりが、キャリアウーマンの本懐ではない。世の女性たちの目は、より自分自身の感性や強みを生かせる「本当にやりたい仕事」へと移りつつあり、従来の価値観に縛られない斬新なキャリアを積もうとする人が増えている。男性も舌を巻く難しい仕事に「腕一本」でチャレンジする芯の強さを持ちながら、一方でたおやかな感性を生かしてキャリアを積み上げている。そんな魅力的な「シゴトに咲く花」たち。彼女たちの生き方を見ながら、あなた自身も仕事でさらに輝く術を見つけて欲しい。

「シゴトに咲く花~輝く女性たち」

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