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LINEが始める新しい動画サービスで
幼児期から「デジタルとの距離感」は学べるか

大西洋平
2014年3月28日
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「LINE KIDS 動画」発表会には、「プリキュア」や「きかんしゃトーマス」といった動画コンテンツ提供サイドも出席 Photo by Yohei Onishi

 もはや単なるアプリを超え、モバイル端末に欠かせないツールの1つに――。通信キャリアや端末の種別を問わず、特定のメンバー間で音声通話やチャットが可能なLINEは、昨年11月には登録者数が3億人の大台を突破し、4億人に迫ろうとしている。そのように形容しても大袈裟ではないほど市民権を得ている。

 そのLINEが、「子ども向けの動画配信サービス」を始めると聞いても、にわかには真意が伝わらないかもしれない。普及が進んだといっても、子どもたちの間ではまだLINEはさほど利用されておらず、その点でも首を傾げるかもしれない。

 しかしながら、子ども向け動画配信アプリ「LINE KIDS動画」は単なるサービスの拡充ではなく、社会的な使命を強く意識しながら準備を進めてきたプロジェクトのようだ。

5歳の娘に与えた
タブレットを見てドキリ

「LINE KIDS動画」の画面イメージ(提供:LINE)

 すっかり浸透したことによって、LINEを介して恐喝やイジメ、援助交際などといった事態も発生し、同社はそういった社会問題とも取り組んでいかなければならない。

 その一方で、これはLINEがからんだ話ではないが、スマートフォンやタブレット端末の台頭に伴って、子どもたちが今まで以上にインターネットと接しやすくなっていることも確かだ。

 「スマホやタブレット端末を通じて、子どもが様々なアプリやゲーム、動画コンテンツなどに触れる機会が増えています。

 しかし、暴力的・性的な表現を含む過激なコンテンツへの意図しない接触や、長時間の連続使用など、子どもの健全な成長を阻害するリスクが存在していることも事実です。

 私自身、5歳になる娘に自分のお古のタブレット端末を使わせていて、一瞬ドキリとすることがあります。こうした問題に取り組むことこそ、世界最大のコミュニケーションプラットフォームをめざしているLINEの責務であると考えました」

 こう語るのは、同社でCSMO(最高戦略・マーケティング責任者)を務める舛田淳執行役員。関係当局の審査が終了次第、近日中にスタートさせる「LINE KIDS動画」は、1~6歳の未就学児とその保護者を対象にしたサービスだという。まずはiPhone版の提供を開始し、2014年春をメドにAndroid版もリリースする予定である。

 「この動画配信アプリには、大きく3つの特徴があります。(1)親子で楽しめる安心のコンテンツを、(2)安心の価格で、(3)子どもの安全面と健康面に配慮した安心のサービス設計で提供するものなのです」(舛田執行役員)

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