電卓なしで瞬時に計算する力を身に付け、仕事の効率を上げたい人に大好評の『ビジネスで差がつく計算力の鍛え方 「アイツは数字に強い」と言われる34のテクニック』。著者の小杉拓也さんが、消費税8%をサクッと計算する方法を教えます!
「3,200円の8%はいくら?」
あなたは即答できますか?
「3,200円(税抜)」や、「3,200円+税」と値札に表示されているとき、8%の消費税がいくらになるか、瞬時に計算できますか?
消費税が5%から8%になって増えたのが「外税表示」です。
今までは、消費税額を含めた価格を表示する義務が、お店側にありました。
しかし、今回の消費税率引き上げで、円滑かつ適正な転嫁ができるように、転嫁対策特別措置法が新しく成立し、これにより2017年3月31日まで、税抜価格での表示(外税表示)も認められるようになったのです。
つまり、「消費税がいくらかかるのか」の計算を自分でする機会がどんどん増えています。
そこで今日は、消費税8%をサクッと暗算でする方法を紹介したいと思います。
「そんな計算は電卓ですればいい」という方もいるかもしれません。しかし、買い物をするたびにスマホを出して、電卓アプリで計算するのは面倒ですし、パッと頭の中で計算する方がスマートです。
また、ビジネスでいえば、商談中に消費税の計算が必要になったとき、いちいち電卓を出して計算していては、「こんなカンタンな計算も電卓に頼るの?」と商談相手に不安がられないとも限りません。
パッと暗算で答えれば、「この人は数字に強いんだな」「信頼できそうだぞ」と、相手に良い印象を持ってもらえる可能性もあります。