ダイヤモンド社のビジネス情報サイト
ひとり社長の経理の基本
【第3回】 2014年4月30日
著者・コラム紹介バックナンバー
井ノ上陽一

“経理ってめんどくさいし、わからない”
その原因を作ったのは、税理士と経理担当者!?

1
nextpage

「経理ってめんどくさいし、わからない。そもそも、やりたくない」。このお気持ちはすごくわかります。確かに、経理は効率化があまり進んでいません。その原因は大きく分けて3つあるのですが、その中には「税理士や経理担当者」が原因になっているものもあるのです。見ていきましょう。

経理効率化が進まない
3つの理由とは?

 「経理ってめんどくさい」「忙しいのに、何でこんなことを……」。こう思ったことはありませんか?

 工場では効率化が常に進化しています。一方で、経理の効率化はそれほど進んでいません。それには次の3つの理由があるからです。

【理由1】正確さ重視
 経理の世界は、正確さ重視です。「絶対に、1円たりとも間違えてはいけない!」、そんな価値観に覆われた世界といっても過言ではありません。

 しかし、仮に100%の正確さがあっても、「社長が理解していない」「経営に活かせていない」「社長の知りたい数字を出すのが遅い」というのでは、そもそも経理をやる意味がなくなってしまいます。

 また、「経理=完璧にできて当たり前、ミスをしたらいけない」というイメージが強いのも原因です。経理担当者、税理士からすると、ミスを起こさないために、必要以上に保守的になってしまうのは、ある程度は仕方ありません。しかし、ミスばかりを恐れていてはいけないのです。

1
nextpage
スペシャル・インフォメーションPR
  • ダイヤモンド・オンライン 関連記事
    借りたら返すな!

    借りたら返すな!

    大久保 圭太 著

    定価(税込):本体1,500円+税   発行年月:2017年7月

    <内容紹介>
    会社がつぶれないためには、会社に「お金」があればいい。つぶれない会社に変わるための「銀行からの調達力を上げる7つのステップ」や「儲ける会社がやっている6つのこと」、「つぶれそうな会社でも、なんとかる方法」などを紹介。晴れの日に傘を借りまくり、雨になったら返さなければいい、最強の財務戦略を指南する。

    本を購入する
    ダイヤモンド社の電子書籍

    (POSデータ調べ、8/13~8/19)



    井ノ上陽一 (いのうえ・よういち)

    「経理業務の効率化」「会計とITの融合」を得意とする税理士。
    大学卒業後、総務省統計局に勤務し、数字の分析手法とITスキルを学ぶ。しかし、「独立して、数字とITで社会貢献したい」という思いから、税理士受験に挑戦。見事合格し、税理士資格を取得。2007年に独立を果たす。
    「経理は難しくない! ひとり社長でもできる! 」をモットーに、ITを駆使した効率の良い経理を経営者に伝えている。目標は、手書き伝票を使う、手間をかけすぎるといった「経理の古い慣習」を変えること。
    業務効率化を得意とし、あるクライアントでは、Excelによる業務管理システムの導入とペーパレス化の推進により、年間240時間分の業務を削減した。
    現在、世界で100人強しかいない「マイクロソフトMVP for Excel」の資格を所持している。
    税理士業務に加えて、セミナー・執筆などを通じて、「数字」「お金」「時間」「IT」に関する悩みを解決し、新しいワークスタイルを提案している。


    ひとり社長の経理の基本

    本連載は、社長ひとりだけの会社、つまり「ひとり社長」が知っておくべき経理の基本をまとめたものです。「めんどくさい、わからない、不安」と3拍子そろった経理ですが、本連載では、経理実務を極限まで簡略化します。それが、「①集める、②記録する、③チェックする」という3ステップ経理術。余計な知識は全部省いて、「ひとり社長なら、ここだけでいい」とポイントをおさえ、しっかり解説します!

    「ひとり社長の経理の基本」

    ⇒バックナンバー一覧