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まだ内定ゼロ!子どもの就活で親がやって「良いこと」「悪いこと」 竹内謙礼

なぜ体育会系の学生は就職にまったく困らないのか
彼らに学ぶ「内定がもらえる人の共通点」

竹内謙礼 [販促コンサルタント]
【第4回】 2014年5月8日
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なぜ、内定を2個も3個も
もらえる学生が出てくるのか?

 マーケティングコンサルタントの私が、就活に対して興味を持ち始めたのは、ある大手新聞社の人事担当者と話をしたことがきっかけだった。

 「出身大学に関係なく、面接した瞬間に、必ず『この人を採用したい!』と思ってしまう学生がいる。しかし、その学生に内定を出すと、なぜか他の大手マスコミから内定が出てしまっているケースが多い」

 つまり、就職難に苦しむ学生がいる反面で、就職にまったく困らない学生が世の中には存在しているのである。

 「優秀な人なんだから、それは当たり前だろ」

 そう思う人もいると思うが、冷静に考えれば、これはおかしな話である。学力テストのような点数制であれば、合格者が一部の人に偏ることも理解できる。しかし、入社試験は、あくまでフィーリング。つまり点数化するのが非常に難しいテストなのである。それなのに、内定がごく一部の人に集中してしまうということは、複数の内定を獲得する人に、共通したルールが存在しているはずだ――。

 そういう予測もあり、私は内定を3つ以上獲得した人100名と、内定0個だった人100名にアンケート調査を行い、その共通点を探ることにしたのである。

 そして、今回、そのアンケートの調査結果から、「これは就活に大きな影響を与えるのではないか?」と思ったものを2つだけピックアップさせてもらった。

就職に圧倒的に強い「体育会系」
就職に極端に弱い「帰宅部」

 そのひとつが、“部活動”に関する調査結果だ。今回は、「文化系」「体育系」「その他」「帰宅部」の4択で、それぞれの中高生の頃の部活動のタイプを聞くことにした。

 内定3を獲得した人のうち、体育系の部活への入部は、中学が56%、高校が47%と、過半数に近い人が、なんらかの体育会系の部活動に入部していることが分かった。対して、内定が0個だった人の体育系の部活は中学で33%、さらに高校になると14%と、極端に体育会系の部活に入部している数が減少していることが判明した。

 また、内定0個の人の場合、文化系の部活のポイント数も高く、高校の「帰宅部」だけで比較すれば、内定0個の人が、内定を3つ以上獲得した人の2倍以上も多いことが今回の調査で明らかとなった。この結果からも、いかに内定0個だった人が、体育会の部活と距離を置いていたのかが分かる。

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竹内謙礼 [販促コンサルタント]

たけうち けんれい/1970年生まれ。経営コンサルタント。有限会社いろは代表取締役。現在は雑誌や新聞に連載を持つ傍ら、全国の商工会議所や企業等でセミナー活動を行う。日経MJにおいて毎週月曜日「竹内謙礼の商ビズNOW」を連載中。著書に『消費税を逆手に取る販促テクニック』(双葉社)『安売りしないでお客をがっちりつかむ技術』(日本経済新聞社)、「会計天国」(PHP研究所)ほか、多数。
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まだ内定ゼロ!子どもの就活で親がやって「良いこと」「悪いこと」 竹内謙礼

就活はいわゆる個人戦であって、団体戦ではない。どんなに大学が就活に力を入れていても、面接会場にいけば、大学名は学歴を判断するためのシグナルのひとつでしかないからだ。。では、“就活に強い子”とはいったい何なのか?この連載では、内定がなかなか取れない子を土壇場で“就活に強い子”にするために、親がすべきこと、すべきではないことを紹介していく。

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