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山崎元のマルチスコープ

焦り始めた学生諸君におくる
就活「最終決定」の6原則

山崎 元 [経済評論家・楽天証券経済研究所客員研究員]
【第328回】 2014年5月7日
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学生にとって需給は好転も
企業との間には評価のギャップが

 新年度に入って1ヵ月が経過し、大学生の来年度就職予定者の就職活動が「第二ラウンド」に入りつつある。多くの企業にあって、学生に対して大っぴらに「内定」を出してもいい4月に入ってしばらく経過したため、来年卒業予定の学部生または大学院生は、第一段階の内定を取った者と、まだ内定を確保できていない者とに、現在ほぼ二分されている印象だ。

 前者の中には、複数の企業から内定をもらっていて、最終的な行き先をどうするか迷っている「内定長者」もいる。一方、有名企業を中心に数十のエントリーシートを出してみたものの、どこからも内定をもらえず、志望企業のランクをワンランク下げて、「ともかく内定を取らなければまずい」と思いながら焦り始めている学生もいる。

 大まかに言って、採用状況は好転している。完全失業率が3.6%(2月)まで低下し、全国平均の有効求人倍率が1倍を超えて来た(2月は1.05倍)ことからもわかるように、人材市場の需給関係は徐々に引き締まりを見せている。

 小売、流通、サービス業などでは、アルバイトの単価が上昇傾向にあり、さらに人材確保に困難をきたすケースも出始めている。来年入社予定の正社員採用にあっても、一昨年、昨年よりもさらに「売り手市場」(学生側有利)に変化している。

 とはいえ、学生の希望と企業側の評価にはギャップがあるし、いたるところに競争は存在するので、まだ「100%満足!」という気分の学生は少ないはずだ。一応決めたけれども「これでいいのか?」と思っている学生もいるだろうし、希望する会社(群)から内定を確保できずに焦り始めている学生もいるだろう。

 そこで今回は、主に就職活動中の学生に向けて、就職先を最終的に決定するための考え方について書いてみたい。

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山崎 元 [経済評論家・楽天証券経済研究所客員研究員]

58年北海道生まれ。81年東京大学経済学部卒。三菱商事、野村投信、住友信託銀行、メリルリンチ証券、山一證券、UFJ総研など12社を経て、現在、楽天証券経済研究所客員研究員、マイベンチマーク代表取締役。


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