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国別対抗戦で男子が優勝、女子も準優勝の快挙
実力をつけた日本のバドミントンに要注目!

相沢光一 [スポーツライター]
【第301回】 2014年6月3日
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 先週末にインドで行われたバドミントンの団体世界一決定戦・トマス杯で日本男子が優勝した。

 トマス杯は2年に1度開催される大会で世界の実力上位16ヵ国が出場。試合は国同士がシングルス3試合、ダブルス2試合で戦い、3勝した方が勝ち上がるという方式で行われる。つまり各国のバドミントンの総合力を競う舞台である。

 この大会で日本男子は2つの快挙を成し遂げた。ひとつは準決勝で中国を破ったことだ。中国は大会5連覇中。10年間世界一の座を守ってきた王者だ。その強豪に日本は3-0のストレートで勝ってしまったのだ。

「中国はこんなにショックを受けているのに
日本では大してニュースになっていないのはなぜだ」

 中国ではこの結果がよほどショックだったらしく、ネットには「よりによって小日本に負けるとは!」、「日本相手にこれほど無様な試合をするなんて信じられない」といったコメントが飛び交ったという。また、「中国はこんなにショックを受けているのに日本では大してニュースになっていないのはなぜだ」という声もあったそうだ。

 2つ目の快挙は中国に次ぐ強豪マレーシアを破って初優勝したことだ。1948年に始まったトマス杯は66年の歴史を持つ由緒ある大会。今回で28回を数えるが、日本男子はなかなか上位に食い込めなかった。最近2大会は連続してベスト4に入ったものの韓国、マレーシア、インドネシアなど強豪の壁に跳ね返されてきたが、それを一気に突き破ったのである。2011年のFIFA女子ワールドカップでは、なでしこジャパンが初優勝し、日本中がその快挙に沸いたが、それに匹敵する快挙といえる。

 しかし、中国の人たちが言うように日本では、あまり大きなニュースとして取り上げられなかった。そのひとつの要因には、タイミングの悪さもあっただろう。日本が優勝を決めたのは日本時間で5月25日(日曜)の深夜12時過ぎ。これでは翌日の朝刊には載らない。一般紙は月曜の夕刊、スポーツ紙は翌々日の朝刊で報じるしかない。そんなタイムラグがあれば、そう大きくは報じられないわけだ。

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相沢光一 [スポーツライター]

1956年埼玉県生まれ。野球、サッカーはもとより、マスコミに取り上げられる機会が少ないスポーツも地道に取材。そのためオリンピックイヤーは忙しくなる。著書にはアメリカンフットボールのチーム作りを描いた『勝利者』などがある。高校スポーツの競技別・県別ランキングをデータベース化したホームページも運営。 「高校スポーツウルトラランキング」


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