4度目のリニューアルは
アロマホップを20%増量、香りを際立たせる

 発売から13年目の今年、「淡麗グリーンラベル」は4度目のリニューアルを行った。

 これまでよりもアロマホップの使用比率を20%増量し、よりフローラルな香りを際立たせたのが大きな特長だ。

「アロマホップを増量しただけでなく、製造工程で添加するタイミングも変更しました。その結果、口にするとまず独特のほろ苦さが走り、続いてフローラルな香りが広がるように仕上がっています」(増田さん)

 香りを重視したのは、最近の発泡酒やビールのトレンドに合わせた微調整。引き立つ香りのせいか、これまでの「淡麗グリーンラベル」と比べるとやや味の深みも増したように思えるが、緑のラベルに象徴される「まるで緑の草原に包まれているような爽快感と心地よさ」は変わらない。爽やかな飲み応えは、糖質70%オフ(※)という「淡麗グリーンラベル」の機能性や、「からだ元気、ビールうまい!」というコンセプトと絶妙にマッチしており、消費者調査においても、このイメージが保たれているかどうかは非常に重視したようだ。

 爽快感と心地よさは、商品そのものだけでなく、「淡麗グリーンラベル」の宣伝広告においても一貫している。

 最新のテレビコマーシャルは、ハリウッド俳優のジョージ・クルーニーを起用して話題となっているが、ラベルと同じように白と緑を基調とした絵づくりは、2002年の発売当初から大きく変わってはいない。また、身体も心も心地よい状態と、ジョージ・クルーニーのような歳の重ね方のイメージを結び付けて、メッセージを送っている。

「守るべきもの」は守るこだわりと、「変えるべきもの」は変える努力。その絶妙なバランスによって、「淡麗グリーンラベル」は発泡酒の超ロングセラー商品となったのだ。

※五訂増補日本食品標準成分表による

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