ダイヤモンド社のビジネス情報サイト
株式市場透視眼鏡

日銀の緩和期待の金融相場から
デフレ脱却織り込む業績相場へ

成瀬順也(大和証券チーフストラテジスト)
2014年6月23日
著者・コラム紹介バックナンバー
1
nextpage

 日本の株式市場が徐々に上昇基調を強めている。日経平均株価は6月9日に1万5124円へと上昇。約3カ月ぶりの高水準となった。

 最大の要因は、日本の株式市場が金融相場から業績相場に移りつつあることだろう。金融相場は不況下の株高ともいわれるように、景気浮揚を狙った積極的な金融緩和が資産価格の上昇を促すケースだ。一方、業績相場は好調な景気・業績を好感して株価が上昇するケースである。

 現在の経済環境を鑑みると、CPI(消費者物価指数)は株式市場の当初想定より強く、消費増税後の悪影響は想定より軽い。こうしたデフレ脱却、景気回復期待の高まりが、かえって金融緩和期待の後退という形で株価の足を引っ張ってきた。市場参加者の多くが、景気「回復」より、景気「対策」を期待していたのだろう。

 しかし、4月のコア(生鮮食品を除く)CPIは前年同月比プラス3.2%。日本銀行は消費増税分を1.7ポイントと試算しており、それを除くベースではプラス1.5%となる。3月のプラス1.3%から消費増税分以上に上昇した計算になる。いよいよデフレ脱却が見えてきた。多くの百貨店、大規模スーパー、専門小売店などで、7月までには売上高が前年比プラスに転じるとみられている。

1
nextpage

今週の週刊ダイヤモンド

2017年1月21日号 定価710円(税込)

特集 天才・奇才のつくり方 お受験・英才教育の真実

お受験・英才教育の真実

【特集2】
村田 vs TDK
真逆のスマホ戦略の成否

【下記のサイトからご購入いただけます】

(ストアによって販売開始のタイミングが異なるため、お取扱いがない場合がございます)

【下記のサイトからご購入いただけます】

(ストアによって販売開始のタイミングが異なるため、お取扱いがない場合がございます)

【下記のサイトからご購読いただけます】

(ストアによって販売開始のタイミングが異なるため、お取扱いがない場合がございます)

スペシャル・インフォメーションPR
クチコミ・コメント

DOL PREMIUM

PR
【デジタル変革の現場】

企業のデジタル変革
最先端レポート

先進企業が取り組むデジタル・トランスフォーメーションと、それを支えるITとは。

経営戦略最新記事» トップページを見る

最新ビジネスニュース

Reuters

注目のトピックスPR

話題の記事


株式市場透視眼鏡

株式投資家に向け、具体的な銘柄選びの方法と銘柄名、株価の動向見通しなどを分析・予測。現役トレーダーが執筆。定量的なデータを駆使し株式投資に役立つ情報満載。

「株式市場透視眼鏡」

⇒バックナンバー一覧