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『週刊ダイヤモンド』特別レポート

王者サムスンやソニーも真っ青?
1台10万円の4Kテレビの衝撃

週刊ダイヤモンド編集部
2014年7月3日
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ついにソニーを抜き去ったTCL
低価格と他社ブランド獲得で急伸

TCLが発表したジャンボサイズの4Kテレビ。若者層をターゲットにした仕上げにしたという

 高解像度の4Kテレビを、1台わずか1000ドル(約10万円)で売っている企業の正体は――。

 今年4月下旬、欧州最大の家電見本市のIFAのプレイベントである「グローバル・プレス・コンファレンス(GPC)」。開催地であるベレキ(トルコ)に世界中から集まった300人の報道関係者の前で、自信たっぷりのプレゼンテーションを披露したのが中国電機大手TCL集団(本社・広東省)の欧州地域マーケティングディレクター、アントイン・サロメ氏だった。

 「私たちの強みは、垂直統合モデルによってタイムリーに高性能な商品を作ることができることです」(サロメ氏)

 実はTCLは現在、もっとも伸び盛りの中国系テレビメーカーのひとつだ。2013年の出荷台数は約1700万台を記録して、ついにソニーを抜き去って世界第3位のポジションに躍り出た。かつては中国市場がメインだったが、現在は出荷台数の40%以上が海外向けだ。

 その海外市場攻略の特徴は主に2つある。一つ目は、仏トムソンやRCAといった欧米の老舗ブランドの商標使用権を得ることによって、既存のマーケットをスムーズに取り込んでいることだ。自社内で8.5世代という大型の液晶パネル工場を抱える垂直統合モデルを採用しながら、国内外では複数ブランドを上手に使い分けるという事業モデルを採用している。

 二つ目は、若者層にもアピールできる4K(フルハイビジョンの4倍の高解像度)や湾曲ディスプレイという先端テクノロジーを取り入れながらも、非常に手頃な価格で人気を博している点だ。

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