本日のテーマは「モチベーション」です。「会社に行きたくない」「やる気が出ない」。多くの方が、一度はこうした思いを持ったことがあるはずです。この問題、新入社員を対象に語られることが多いのですが、実は、上司に当たる管理職世代にも当てはまるのです、詳しく見ていきましょう。

理想と現実のギャップ。
あなたは大丈夫ですか?

 入社数ヵ月で会社が嫌になるという話をよく聞きます。

 日本生産性本部が、毎年春と秋に行っている新入社員の意識調査によれば、「長期勤続意思」や「仕事を通じての夢の実現」などは、わずか半年の間に、軒並み大きくポイントを落としています。今の会社に長く勤めようという意思は薄れ、仕事を通じて夢の実現は困難だと悟るわけです。

 このように、わずか数ヵ月で落胆する理由は、ひと言で言うならば「理想と現実とのギャップ」と表現できます。

 入社前にどのような理想を描いていたかは人それぞれです。

 会社に入ったら、「バリバリ仕事をして大活躍できるのではないだろうか」という仕事面における理想。「職場の人たちと和気あいあいと楽しい会社生活が過ごせるのではないだろうか」という対人面における理想。「仕事とプライベートとのメリハリがあって、刺激のある生活が送れるのではないだろうか」という生活面における理想などが主なところだと思います。

 なぜ、理想と現実とのギャップができてしまうのでしょうか?