ダイヤモンド社のビジネス情報サイト
『週刊ダイヤモンド』特別レポート

【増加する大人の発達障害:拡大版】
大人になって発達障害が判明
職場復帰と就労支援の現場

週刊ダイヤモンド編集部
2014年9月24日
1
nextpage

子どもの頃から成績優秀だったのに、仕事ではトラブル続き。その原因は「発達障害」にあった──。いま、“大人の発達障害”が急増している。週刊ダイヤモンド9月27日号の第2特集「増加する大人の発達障害 職場はどう向き合うか」に連動した特別レポートをお送りする。

 「過労死はしなかったが、激務のために鬱になってしまって……」

 大手電機メーカーに勤める川崎稔さん(仮名・50歳)が、統合失調症と躁鬱病を患い休職を余儀なくされたのは、2011年のことだった。精神を病んでしまったのは、1987年の入社以来、働き詰めの生活が祟ったのだろう。

 意外だったのは、通っていた心療内科で発達障害(アスペルガー症候群)の可能性を指摘されたことだ。

週刊ダイヤモンド9月27日号の第2特集「増加する大人の発達障害 職場はどう向き合うか」

 発達障害とは、生まれつき脳機能の発達に不揃いが生じているというもので、社会性、コミュニケーション力、想像力の欠如など、さまざまな特性が際立ってしまうという特徴を持つ。

 代表的なものに、アスペルガー症候群などの自閉症スペクトラム障害、注意欠如・多動性障害(ADHD)、学習障害(LD)がある。

 これらは先天性のものであるから、激務から精神疾患が引き起こされるのとは“別物”といえる。

 発達障害の発生率は、全人口の2~6%と言われているが、障害としては軽度のため、見た目では気づきにくく、本人にも自覚がないことがほとんどだ。特に知的障害を伴わない場合は、子どものころから周囲には「ちょっと個性的な子」という印象は持たれながらも、そのまま大人になる可能性がある。

 ところが、大学、就職、結婚……と社会と接する機会が増えるにつれ、発達障害特有の社会性のなさが一気に顕在化してくる。

 職場の同僚や上司、や取引先から「変わり者だ」「常識がない」「不注意でミスが多い」などと疎ましがられ、職場の“トラブルメーカー”“困った人”となっている人たちが、実は発達障害だったと診断されるケースは思いのほか多い。そんな「大人の発達障害」が今、社会問題のひとつになっている。

◆参考記事「成績優秀なのに仕事ができない“大人の発達障害”急増の真実」
     「4人に1人以上が発達障害!? 引きこもる大人たちが働けない本当の理由」

1
nextpage

今週の週刊ダイヤモンド

2016年9月3日号 定価710円(税込)

特集 メガバンク 地銀 証券 金融エリートの没落

本業全滅!銀行員、証券マンの苦悩を徹底描写

【特集2】
全てはボールペン軸から始まった
「加工の匠」積水化学の開発力

【下記のサイトからご購入いただけます】

(ストアによって販売開始のタイミングが異なるため、お取扱いがない場合がございます)

【下記のサイトからご購入いただけます】

(ストアによって販売開始のタイミングが異なるため、お取扱いがない場合がございます)

【下記のサイトからご購読いただけます】

(ストアによって販売開始のタイミングが異なるため、お取扱いがない場合がございます)

関連記事
スペシャル・インフォメーションPR
クチコミ・コメント

経営戦略最新記事» トップページを見る

最新ビジネスニュース

Reuters

注目のトピックスPR

話題の記事

週刊ダイヤモンド編集部


『週刊ダイヤモンド』特別レポート

『週刊ダイヤモンド』編集部厳選の特別寄稿と編集部による取材レポートを掲載。本誌と連動した様々なテーマで、経済・世相の「いま」を掘り下げていきます。

「『週刊ダイヤモンド』特別レポート」

⇒バックナンバー一覧