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『週刊ダイヤモンド』特別レポート

悪徳業者に騙されるな!
葬儀価格の「傾向と対策」

週刊ダイヤモンド編集部
2008年6月11日
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葬儀価格の仕組みは、一般にはほとんど知られていない。過去2000件を超える葬儀の相談に乗り、業界の裏表を知り尽くしているプロ葬儀相談員・市川愛氏が、驚くべきからくりと業者選びのコツを伝授する。

 とかく、葬儀には不満が付きものである。

 東京都生活文化局が2002年に発表した「葬儀にかかわる費用等調査報告書」によると、葬儀経験者のなかで「満足している」と答えた人の割合は20.6%。5人に1人しかいない。

 満足できない最大の理由は、葬儀価格の不透明さだ。2006年の公正取引委員会のアンケート調査では、「再度同じ業者に葬儀を依頼したくないと思う理由」として「サービス内容が葬儀料金に見合っていないと感じたため」がいの一番に挙げられている。

 葬儀に関しては、「適正料金」がわかりにくい。なにしろ「定価」というものが存在しないからだ。

 祭壇や棺桶などが含まれているパッケージプランが一般的となっているが、これには料理や返礼品を含むものもあれば、含まないものもある。「葬儀一式」とうたっていても、葬儀に必要な備品・サービスすべてが含まれているわけではなく、多額の別途費用が必要になる場合もある。要は、葬儀会社によってまちまちなのだ。

 葬儀価格をパッケージにしないで、備品・サービスを個別に価格計上するやり方もある。こちらは、葬儀経験者でも理解できない専門用語や聞いたこともないような項目の羅列で、初心者にはわかりにくい。

 最近では価格破壊も進んでいるが、料金設定の内実は不透明だ。「葬儀料金は値切りにくい」という施主の心情に、悪徳業者は巧みに付け入る。

12万円で販売される
原価5000円の棺桶

 葬儀費用のなかで最も値が張る祭壇(白木祭壇)を例にとれば、「昔は国産で最低でも100万円以上したが、今は中国製で6尺なら30万円台、9尺でも40万円台で買える。2回も貸せば元が取れて、あとは原価タダ。古くなったらカンナをかけて何度でも使い回せる」(葬儀会社社長)のだという。そんな祭壇のリース料を1回100万円にするか、30万円にするかは、葬儀会社の胸三寸だ。

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