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経営請負人の時代

一人ひとりの「違い」を楽しみながら働こう!
ダイバーシティこそイノベーションやアイデアを生む
――アメリカン・エキスプレス・インターナショナル,Inc.個人事業部門アクイジション・マーケティング統括上席副社長 中島好美氏【前編】

南 壮一郎 [株式会社ビズリーチ代表取締役]
【第22回・前編】 2014年11月14日
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「世界で最も尊敬されるサービスブランドとなる」というビジョンのもと、顧客に最高の便益と価値を提供し続け、最も価値ある総合金融サービス会社としての地位を確立しているアメリカン・エキスプレス社。上席副社長として同社を率いる中島氏に、これからの日本人の働き方やアメリカン・エキスプレスでのダイバーシティの考え方、ご自身のキャリアなどについてお話を伺った。

日本人はマニュアル化された働き方をやめよう

なかじま・よしみ
シティバンク、ソシエテジェネラル証券などにて要職を歴任後、2002年アメリカン・エキスプレス・インターナショナル,Inc.に入社。2011 年にシンガポールのカントリー・マネージャーに就任。アジア地域の女性リーダーとして数々の講演活動をシンガポールで行い、アメリカン・エキスプレスの企業価値の向上に努めた。2014年2月より現職。自身の国内外でのキャリア経験をもとに、リーダーシップやダイバーシティーの重要性について語りかけ、社内外で学生や若手社員の育成に積極的に携わっている。過去には、サンフランシスコ州立大学の国際経営学部の外部役員の一人として、学生のキャリア開発やカリキュラムについてのアドバイザー役を務めた。

南 労働人口の減少やグローバル化、IT化など、日本のビジネス環境はますます変化することが予想されますが、今後、日本の働き方は変わると思いますか? 変わるとしたら、どのように変わるとお考えでしょうか。

中島 日本は働き方が変わらないと世界で生き延びられないのではないか、というのが本音です。ダイバーシティとよく言いますが、多様性があるのが当たり前で、多様性を楽しまないと、この先、働き方はもちろん友人関係も成り立たなくなると思うのです。金太郎飴のような発想で、みんなが同じだったら組織で会議をする理由がありませんよね。全員賛成なんて怪しいですし。

 だからといって、何をしてもいいというのは勘違いです。自分で働き方をデザインするなかで、「ここまではみんなと一緒」、「ここからはみんなと違う」というラインを持つべき。違うことを楽しむようにしないと、グローバル化やIT化などに対応しきれなくなるでしょう。形にならないモノや価値を売るこれからの世の中においては、人の違いがわかり、フレキシブルに対応できる人が集まることで、マニュアルにはないイノベーションが生まれると思っています。

南 日本の終身雇用が多くの企業に浸透したのは戦後で、製造業向けの働き方なんですよね。僕もキャリアに関する仕事をしているので、いろいろと調べるなかで驚いたのは、アメリカも約30年前まで終身雇用の社会だったということ。当時のアメリカは製造業中心で女性の就業比率は日本よりも低かったのです。

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南 壮一郎 [株式会社ビズリーチ代表取締役]

1999年、米・タフツ大学数量経済学部・国際関係学部の両学部を卒業後、モルガン・スタンレー証券に入社し、M&Aアドバイザリー業務に従事。その後、香港・PCCWグループの日本支社の立ち上げに参画。幼少期より興味があったスポーツビジネスに携わるべく、2004年、楽天イーグルスの創業メンバーとなる。チーム運営や各事業の立ち上げサポート後、GM補佐、ファン・エンターテイメント部長などを歴任し、初年度から黒字化成功に貢献。 2007年、株式会社ビズリーチを設立し、代表取締役に就任。日本初の個人課金型・転職サイト「ビズリーチ」を運営。2010年、プレミアム・アウトレットをイメージしたECサイト「LUXA(ルクサ)」を開始。2012年、ビズリーチのアジア版「RegionUP(リージョンアップ)」をオープン、2013年2月、IT・Webエンジニアのためのコラボレーションツール「codebreak;(コードブレイク)」をオープン。著書に『ともに戦える「仲間」のつくり方』『絶対ブレない「軸」のつくり方』(ともにダイヤモンド社)がある。

 


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「経営のプロ」として、社外から登用される社長や役員。彼らの経営哲学、プロフェッショナルなビジネスパーソンになるための秘訣、自身の市場価値を高めるキャリアの磨きかた、若きビジネスパーソンへのメッセージなどを語ってもらうインタビューシリーズです。聞き手は、平均年収1000万円以上レベルの人材と企業をマッチングする会員制転職サイト「ビズリーチ」代表の南壮一郎。

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