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竹中平蔵・上田晋也のニッポンの作り方

アメリカ大統領選と日本経済

日本に必要なのはポールソン財務長官のような人材!

竹中平蔵 [慶應義塾大学教授 グローバルセキュリティ研究所所長],上田晋也 [タレント]
【第25回】 2008年10月6日
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上田 日本は「この秋いよいよ解散・総選挙か」という雰囲気ですが、アメリカでも4年に1度の大統領選の本選挙が、もう間近に迫っています。

 そんな折も折、リーマン・ブラザーズの破綻を契機に、アメリカ経済は激震に見舞われています。そこで今回のテーマは、「日本にも大きな影響をもたらすアメリカ大統領選と、今後のアメリカ経済の行方」です。在米経験のある竹中さんは、大統領選をどのようにご覧になりますか?

竹中 米国民は、政治や経済のことをすごく真剣に考えます。だから、大統領選は「4年に1度の民主主義教育の機会」と言われるほど。小学校でも、子供たちが各候補の立場に立って論争をするほどです。

 大統領を選ぶことは重要ですが、一緒に国民の政治・経済に対する理解も深まることが、スゴイですよね。

上田 それぐらいでないと、国民が直接大統領を選ぶというシステムは成り立たないのかもしれません。ところで、大統領選は経済とも切り離せませんよね。

竹中 もちろん、切っても切れないですよね。経済は政策に大きな影響を受けますが、その政策の権限を持つのが大統領なので、その立場はとても重要です。

上田 それでは、まず現在のアメリカの経済状況を見てみましょう。まず雇用情勢は大変厳しいです。最も一般的な指標である「非農業者部門雇用者数」は、2008年に入って8ヵ月連続のマイナス。通常、3ヵ月連続のマイナスでも「景気後退入り」と見なされるので、景気が後退しているのは明らかですね。

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竹中平蔵 [慶應義塾大学教授 グローバルセキュリティ研究所所長]

1951年生まれ。一橋大学経済学部卒業後、日本開発銀行に入行。ハーバード大学、ペンシルバニア大学客員研究員、大阪大学助教授、慶應義塾大学教授などを経て、01年より小泉内閣で金融担当大臣、経済財政政策担当大臣、郵政民営化担当大臣、総務大臣を歴任。04年から06年まで参議院議員。

上田晋也 [タレント]

1970年生まれ。お笑いコンビ「くりぃむしちゅー」メンバー。早稲田大学教育学部中退。91年に有田哲平とコンビ結成。レギュラー出演番組多数。


竹中平蔵・上田晋也のニッポンの作り方

経済学者・竹中平蔵と、くりぃむしちゅーの上田晋也が、毎週楽しくわかりやすく日本の経済を解説。同名テレビ番組(BS朝日、朝日ニュースター)の一部を再構成してお届けします。

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