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三谷流構造的やわらか発想法

最初のデジタルネイティブは1960年代生まれだ

なぜ、パソコンの不調を自分で直そうとするのか?

三谷宏治 [K.I.T.虎ノ門大学院主任教授]
【第105講】 2015年2月5日
著者・コラム紹介バックナンバー
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パソコンの調子が悪かったら、どうする?

 これまで個人利用のパソコンを、10台以上買い替えてきたことは第80講で述べました。そのほとんどが通販であり、その理由について「スペックが明確で、かつカスタマイズしたかったから」だと書きました。

 加えてそこでは、「PC不具合との戦いからわかったこと」として、

・メーカーのサポートサイトは検索機能が弱くて役に立たない
・メーカーのコールセンターも責任回避でほぼ役に立たない
・でもネット上のユーザー仲間の叡智を借りることで結構なんとかなる

 の3つを挙げました。ITガジェットの不具合を直すのは相当「好き」ですが、さすがにこれでは疲れます。その「直す楽しさ」と「直す苦痛」のバランスが崩れたとき、私はパソコンを買い替えていたのでした。「そろそろもっと高性能を」といった理由をつけて……。

 2013年9月に購入した現行機(FaithのSeed Micro i7)もそうでした。Intel製の400GB SSDにすべてを載せることで、格段の処理スピード向上が図れるはず(*1)でした。

 実際、電源を入れてから立ち上げ完了まで20秒程度しかかからず、その爆速ぶりは非常に気持ちのいいものでした。でも、購入初期からその不調に悩まされました。

・時折「予期せぬシャットダウン」を起こす
・ときどき動きが極端に遅くなる
・スリープ状態でフリーズして復帰できない

 もちろん、簡単には負けません。ネットで調べて、いろいろな解決策を試しました。

まずはこうしよう。メモリー増設、
データのクラウド化とアプリのウェブ化

 2番目の問題は、結局、メモリー(DRAM)を8GBから16GB(*2)に増設するという力業で解消されました。

 速度低下は、メモリー使用量が90%を超えることで起こっていました。それに対して最初はソフトの調整で凌ごうといろいろ試みました(*3)が、ダメでした。「既に8GBもあるのに」と半信半疑でしたが、16GBに増設したら問題はあっさり解決。もうメモリー使用量は、30%を超えることすらほとんどありません。

 「メモリーを増設したらパソコンの性能が良くなる」なんて、20年前に戻ったようなお話です。ただしその桁が1000倍違ってはいますが。

*1 それまではSSDが128GBだったので、そこにはOSとアプリケーションソフトのみを載せ、データは1TB HDDに貯めていた。
*2 本当は8+16で24GB実装されている。ただ、Windows7 64bit Home Premiumなので16GBまでしか認識されない。マイクロソフトのケチ (-_-)
*3 msconfigでスタートアップアプリケーションを減らすとか。

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三谷宏治 [K.I.T.虎ノ門大学院主任教授]

1964年大阪生まれ、福井育ち。小1のとき読書と読みかじりを人に教える快感に目覚め、駿台予備校では教えることの技術に衝撃を受ける。東京大学 理学部物理学科卒業後19年半、BCG、アクセンチュアで戦略コンサルタントとして働く。2003年から06年までアクセンチュア 戦略グループ統括。途中、INSEADでMBA修了。
2006年から教育の世界に転じ、社会人教育と同時に、子どもたち・親たち・教員向けの授業や講演に全国を飛び回る。「決める力」「発想力」と「生きる力」をテーマに毎年8000人以上と接している。現在K.I.T.(金沢工業大学)虎ノ門大学院 主任教授(MBAプログラム)の他に、早稲田大学ビジネススクール、グロービス経営大学院、女子栄養大学で客員教授、放課後NPO アフタースクール及びNPO法人 3keys 理事を務める。永平寺ふるさと大使。
著書多数。『一瞬で大切なことを伝える技術』(かんき出版)は啓文堂書店2012ビジネス書大賞、『経営戦略全史』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)はダイヤモンドHBRベスト経営書2013第1位、ビジネス書大賞2014大賞、『ビジネスモデル全史』(同)はHBRベスト経営書2014第1位となった。
HPは www.mitani3.com

 

 


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発想法ってなんのために存在するのでしょう? ヒトと違うアイデアや答えを出すためです。統計的に有意な戦略なんて、定義により無価値ですし、統計的に正しい発想法なんてあるわけがありません。発想に「普遍性」や「高確率」を求めるなんてそもそも矛盾しているのです。発想法も、然り。これまでと違うものを生み出すには、新しい発想法がいま求められているのです。

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