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ぼくは「技術」で人を動かす――リーダーの「つまずきと勘違い」に効くレシピ
【第5回】 2015年2月16日
著者・コラム紹介バックナンバー
髙島宏平

カリスマがなくてもチームはまとまる!
「負け癖チーム」を変える「成功体験」のつくり方

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「こんなチームで勝てるわけがない」
「チームに負け癖がついていて、どこから手をつければいいのか……」
リーダーも人の子です。どんなにやる気があっても、任されたチームの状況を見て、そんなふうに思うことはあるでしょう。しかし、リーダーが浮上のきっかけを見出せなければ、チームの状況は悪くなるばかり。
「悩めるチームリーダーにこそ、『技術』が必要だ」との思いで『ぼくは「技術」で人を動かす』を執筆したオイシックス社長髙島宏平氏が、とっておきの「レシピ」を紹介! 今回のテーマは、リーダーが必ずぶち当たる壁、「負け癖チームの立て直し方」です。

 【リーダーのつまずき】
「負け癖チーム」のリーダーになってしまって、
どこから手をつけていいかわからない……

 チームを結成したばかり、リーダーになったばかりのときは、わからないことだらけで不安も大きいでしょう。しかし、裏を返せば、未知数である分、思うようにやれる“余白”がたくさんあります。私が「最初」にワクワクするのは、そのためでもあります。

一方で本当に難しいのは、チームとしてある程度の時間を過ごした「中だるみ」状態のチームだと思います

 チームとしては成立しているけれど、大ヒットが出たり、大きな売上を達成したりという経験はない。それどころか企画がマンネリ化していたり、ほんの少しずつだけれどじりじり売上が減っていたりする状態。

 この中だるみは、営業などのチームに限りません。たとえば管理部門のように、同じメンバーでずっとやっている、今までの延長線上で仕事をしているといったことが理由で、士気が上がりにくくモチベーションが低いチームもあるでしょう。

 「このままじゃ、やる気を出して働くなんて無理だな。仕事は仕事と割りきってルーチンをこなすしかない」

 どんよりした空気が蔓延していれば、仕事の能率が下がります。人間関係はぎくしゃくし、お決まりの“相性問題”が勃発。足を引っ張られているうちに思わぬミスが出たりします。

 私も一度、社内のあるチームの事業部長を兼任したことがあります。そこのリーダーが体を壊したので緊急処置として指揮することになったですが、チームの内情を見て驚きました。

 明らかに他の部署とモチベーションが違います。目標は10ヵ月連続未達成。完全に「負け癖」がついていて、メンバーの表情もチームの空気もどんよりしています。リーダーである事業部長が体を壊したのも無理はないと思うほど、マイナスの空気がうずまいていました。

 負け癖がついてしまい、ビジネスの大海原を航海するどころか漂流しているような、危機的状況下にあるチームを立て直すのも、リーダーの仕事です。負け癖チームを勝てるチームに変える「仕掛け」をどのようにしてつくり、メンバーを動かしてチームを立て直し、危機を脱する方法を、私の経験とともにシェアしていきましょう。

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    ぼくは「技術」で人を動かす――リーダーの「つまずきと勘違い」に効くレシピ

    間もなく創業15年、世界で初めて「生鮮食品のネット通販ビジネス」を実現し、2013年には東証マザーズへの上場も果たしたベンチャー「オイシックス株式会社」。このオイシックスを率いる髙島宏平氏を、創業当時最も苦しめたのは、「人」の問題でした。

    「こんな寄せ集めのチームで勝てるわけがない!」
    「一体感がなく、個人プレーに走るメンバーが多い」
    「チームに負け癖がついていて、どこから手をつけていいかわからない……」

    経験もカリスマもない26歳の髙島氏が、悩んだすえに見つけたのは、他のリーダーの「スキル」や「技術」を真似すること。「人間性」は真似できないけど、言葉のかけ方や行動習慣といった「スキル」なら真似できる――。
    こうした気づきから15年弱、髙島氏がコツコツと集め、この度『ぼくは「技術」で人を動かす』にまとめた「レシピ」の数々から、多くのチームリーダーの悩み、つまずき、勘違いを治療し、さらに勝てるチームづくりに役立つ「レシピ」を紹介します。

    「ぼくは「技術」で人を動かす――リーダーの「つまずきと勘違い」に効くレシピ」

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