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結束力 バラバラな職場を一つにまとめる
【第3回】 2011年8月22日
著者・コラム紹介バックナンバー
荻阪哲雄 [株式会社チェンジ・アーティスト代表取締役社長]

チームの「くせ者」に気をつけろ

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結束力を高める「メンバー・ポートフォリオ」

 共通目標へ向けて、組織の結束力を高めようとするとき、チームのメンバーの状況を把握しておく必要があります。メンバーには、次の4つのタイプが存在しています。どのゾーンに、何人いるか、「メンバー・ポートフォリオ」として把握しておきましょう。

 ゾーンⅠの「プロフェッショナル」は、チームが目指している共通の目標に対する共感が高く、仕事のできるメンバーです。バラバラなチームでは、こうしたメンバーは少ないのが現状ではないでしょうか。一人でも多く欲しい人材ですが、どの職場でも必要な人材ですから、簡単には手に入りません。

 ゾーンⅡの「お友だち」は、共通の目標に対する共感は高いので、一緒にやっていくことに関しては積極的です。結束力を高める点では貴重ですが、「プロフェッショナル」に比べると、仕事の能力やパフォーマンス度が低く、戦力としては頼りない存在です。

 ゾーンⅢの「くせ者」は、共通の目標に対する共感が低いのですが、仕事のできるメンバーです。この「くせ者」は、「プロフェッショナル」と並ぶほどの能力があります。ただし、結束力を乱す行動をしがちで、要注意の存在です。この「くせ者」への対応は、リーダーとしてとても重要な仕事になります。

 ゾーンⅣの「アマチュア」は、共通の目標に対する共感が低く、仕事の能力、パフォーマンス度も低い人たち。バラバラな職場にはこのゾーンの人数が多いかもしれません。この人たちは、「くせ者」に引きずられやすい傾向があります。共通の目標に向かうよりも、「くせ者」に協力したほうが、ラクができて、成果が手軽に得られるからです。この人たちへの対応もリーダーは注意しなければなりません。

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    荻阪哲雄 [株式会社チェンジ・アーティスト代表取締役社長]

    株式会社チェンジ・アーティスト代表取締役社長。職場結束力コンサルタント。1963年、東京・浅草生まれ。警視庁勤務時、硬直化した体質に疑問を持ち、組織変革コンサルタントを志す。ベンチャー企業、経営研究所を経て、1994年、組織風土改革コンサルティングファーム、スコラ・コンサルトの創業期に参画。№1コンサルタントとして活躍後、パートナーに就任。2007年、組織の結束力を高める独自メソッドを確立して、チェンジ・アーティストを設立。著書に『結束力の強化書』がある。


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