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老後のお金クライシス! 深田晶恵

無計画な教育ローンや奨学金は老後貧乏の伏線

深田晶恵
【第11回】 2015年2月25日
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大学進学費用は
38年間で約3倍の金額に!

Photo:Comugnero Silvana-Fotolia.com

 先日、70代の知人女性と話していたら“子どもの教育費”の話題になった。彼女は「うちの娘(50代)が、孫の教育費が大変だってこぼすのよ。35年前の娘の大学費用はちょっと貯めていたお金で何とかなったけど、最近はずいぶん高くなったようね」と言う。

 それを聞いてどのくらい高くなったのか気になり調べてみたら、驚いた。

 現在、高校生、大学生の子どもを持つ40代後半から50代半ばの親が大学進学当時にかかった費用をまとめたのが上表だ。初年度は授業料に加え入学料もかかるため黄色のセルに2つの合計額を出した。70代の女性が言うように、確かに昭和50年代は安かった。昭和52年度と直近データ(平成25年度)で初年度合計額を比べると、私立大学で約3倍、国立大学は約5倍にもなっている。

 ちなみに、公務員の初任給の推移も調べてみたところ、以下の通りだった。

 昭和52年:9万1900円
 昭和56年:10万6900円
 昭和60年:11万8800円
 平成25年:21万3800円
 (東京都職員の大学新卒者の初任給)

 昭和52年と平成25年を比較しても2倍ちょっとにしかなっていない。手元にある「戦後値段史年表(週刊朝日編)」で「銀行員の初任給」を見ても、今も昔も公務員とほぼ同じ水準だ。大学の授業料は、給料(初任給)の伸び率以上に高くなっていることがわかる。

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深田晶恵 

ファイナンシャルプランナー(CFP)、(株)生活設計塾クルー取締役。

1967年北海道生まれ。外資系電器メーカー勤務を経て96年にFPに転身。現在は、特定の金融機関に属さない独立系FP会社である「生活設計塾クルー」のメンバーとして、個人向けコンサルティングを行うほか、メディアや講演活動を通じて「買い手寄り」のマネー情報を発信している。20年間で受けた相談は4000件以上。日本経済新聞、日経WOMAN、レタスクラブ等でマネーコラムを連載、ほかにダイヤモンド・オンラインでの『40代から備えたい 老後のお金クライシス!』のネット連載も 好評。

主な著書に『30代で知っておきたいお金の習慣』、『投資で失敗したくないと思ったら、まず読む本』『住宅ローンはこうして借りなさい 改訂5版』(共にダイヤモンド社)、『共働き夫婦のための「お金の教科書」』、『図解 老後のお金安心読本』(共に講談社)他多数。
1967年北海道生まれ。外資系電器メーカー勤務を経て96年にFPに転身。現在は、特定の金融機関に属さない独立系FP会社である「生活設計塾クルー」のメンバーとして、個人向けコンサルティングを行うほか、メディアや講演活動を通じて「買い手寄り」のマネー情報を発信している。18年間で受けた相談は3500件以上。日本経済新聞、日経WOMAN、ダイヤモンド・オンライン等でマネーコラムを連載中。
主な著書に『30代で知っておきたいお金の習慣』『投資で失敗したくないと思ったらまず、読む本』、『住宅ローンはこうして借りなさい 改訂5版』(共にダイヤモンド社)(共にダイヤモンド社)、『共働き夫婦のための「お金の教科書」』『図解 老後のお金安心読本』(共に講談社)他多数。


老後のお金クライシス! 深田晶恵

「年金崩壊」「定年後破産」などの恐ろしい言葉が飛び交う少子高齢化の現代ニッポン。老後の生活を支えるお金について熟知しておくことは、もはや誰にとっても待ったなしだ。30代でも早すぎない、40代なら今まさに備えを始めたい、老後資金のあれこれを人気FPがわかりやすく指南する。

「老後のお金クライシス! 深田晶恵」

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