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小宮一慶の週末経営塾

ダメな企業は社長が部長の仕事をしている

「経営」という仕事をするのが「経営者」

小宮一慶
【第1回】 2015年4月25日
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重要なことは
「実践で結果を出す」

 今回からこの連載が始まります。「週末経営塾」という名がついていますが、週末に、ご自身の経営についての考え方を見直すきっかけとなればと思って書くつもりです。

小宮一慶
小宮コンサルタンツ代表

 私の仕事は経営コンサルタントで、経営者のコーチだと思っています。「経営」という仕事をコーチするのが私の仕事です。

 この原稿をお読みの方には、経営者もいらっしゃるし、将来経営者を目指している方たちもいらっしゃると思いますが、まず大切なことは「経営」という仕事があるということを認識していただくことです。

 経営コンサルタントの大先輩に一倉定さんがいらっしゃいますが、一倉先生は、「ダメな会社というのは、社長が部長の仕事をし、部長が課長の仕事をし、課長が係長の、係長は平社員の仕事をしている。そして、平社員は、会社の将来を憂いている」とおっしゃっていましたが、社長は社長の仕事、つまり「経営」という仕事を行わなければならないのです。

 私は経営の本質とは、(1)企業の方向付け、(2)資源の最適配分、(3)人を動かす、の三つだと考えています。ここで注意点がひとつあります。経営について基本的なことを言葉で理解するのは、実はそれほど難しくはありません。ただし、実践するのはすごく難しいのです。経営は実践です。実践して結果を出さないと誰も評価しませんし、部下もついてきません。

 一倉先生は「評論家社長は会社をつぶす」ともおっしゃっていましたが、自社の経営を評論しているようではどうにもなりません。「実践で結果を出すことだ」と覚悟を決めて、努力を積み重ねていくしかありません。それは、部下たちも全く同じことです。

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小宮一慶

京都大学法学部卒業。米国ダートマス大学タック経営大学院留学(MBA)、東京銀行、岡本アソシエイツ、日本福祉サービス (現、セントケア)を経て独立し現職。名古屋大学客員教授(平成26年度後期)。企業規模、業種を超えた「経営の原理原則」を元に、幅広く経営コンサルティング活動を行う一方、年100回以上講演を行う。『ビジネスマンのための「発見力」養成講座』(ディスカヴァー21)など著書は100冊を超え、現在も経済紙等に連載を抱える。


小宮一慶の週末経営塾

経営課題を抱えて日々悩む経営者に向けて、数々の企業経営者に伴走してきた経営コンサルタントの小宮一慶氏が課題解決の「ヒント」を提供。どんな業種にも通じる経営の原理原則をおさえながら、経営者はどうあるべきか、実際の経営現場で何を実行すべきか、を語る。

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