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限りなく透明に凜として生きる――「日本のマザー・テレサ」が明かす幸せの光
【第18回】 2015年5月22日
著者・コラム紹介バックナンバー
佐藤初女 [福祉活動家、教育者]

人はなぜ、
生まれ変わる瞬間に「透明」になるのか?
――胎内記憶の第一人者が明かす
知られざるお産の話

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『森のイスキア』主宰・佐藤初女氏のところへは、女優・大竹しのぶさんや、総理大臣夫人・安倍昭恵さんなど数多くの有名人が「おむすび」を学びにくる。
その初女さんが93歳の集大成書籍『限りなく透明に凜として生きる―「日本のマザー・テレサ」が明かす幸せの光―』を出版した。
その中で“お産と限りなく透明”について、初女さんと語り合ったのが現役産婦人科医で胎内記憶の第一人者である池川明氏。このたび、4月17日に1200名を集めて開催された、出版記念講演会での池川氏のスピーチを一部ご紹介する。(構成・池田純子)

お産の瞬間、人も透明になる?

池川明(いけがわ・あきら)1954年、東京都生まれ。帝京大学医学部卒・同大学院修了。医学博士。上尾中央総合病院産婦人科部長を経て、1989年、横浜市に池川クリニックを開設。「胎内記憶」の研究発表がマスコミで紹介され、話題を呼ぶ。その成果を医療現場に生かし、母と子の立場に立ったお産と医療を目指している。「出生前・周産期心理学協会(The Association for Prenatal and Perinatal Psychology and Health)」の日本におけるアドバイザー。『子どもはあなたに大切なことを伝えるために生まれてきた』(青春出版社)、『ママのおなかをえらんできたよ。』(二見書房)など著書多数。

 佐藤初女先生を知ったのは映画『地球交響曲<ガイアシンフォニー>第二番』が流されて、ずいぶんたってからのことでしょうか。

 こういう方もいらっしゃるんだなと思っていて、まさかこのように対談の機会に恵まれるとは思ってもいませんでした。

 そして今回の本のテーマが「透明」
 透明といえば、わたしの知り合いでお腹の赤ちゃんとお話ししながらお一人で出産されたTさんという方がおられます。
 Tさんは「お産のときに光に包まれて手が透けて見えました」とおっしゃったんですね。

 わたしは長年、胎内記憶の研究を続けてきました。
 胎内記憶とは、お腹の中にいる赤ちゃんが生まれたときにお腹の中の記憶を語ることです。

 科学者の方や産科、小児科の先生は信じない方が多いんですが、出産するお母様方はたくさんの方が信じてくださっていて。

 実際にお子さんがお腹の中ではこうだった、ああだったって話しますから。そのようなことをしていますので、お腹の赤ちゃんと会話しながらお産をするというのは、わたしにとって、けっこうふつうのことなんですね。

 それで「お産のときに自分が透明になった」とおっしゃったTさんは、人間というのは光なんだ、魂なんだ、そういうものを感じたそうです。

 そして、そうやって出産して、そのお子さんもずっとわたしの講演会に来てくれるんですけれど、その子もほんとうにニコニコして、大人の話をずっと聞いている。そういう子に育っているんです。子どものことを100%信じていると、そういうことになるんだろうなと思います。

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佐藤初女 [福祉活動家、教育者]

1921年青森県生まれ。
青森技芸学院(現・青森明の星中学・高等学校)卒業。
小学校教員を経て、1979年より弘前染色工房を主宰。
老人ホームの後援会や弘前カトリック教会での奉仕活動を母体に、1983年、自宅を開放して『弘前イスキア』を開設。
1992年には岩木山麓に『森のイスキア』を開く。
助けを求めるすべての人を無条件に受け入れ、食事と生活をともにする。
病気や苦しみなど、様々な悩みを抱える人々の心に耳を傾け、「日本のマザー・テレサ」とも呼ばれる。
1995年に公開された龍村仁監督の映画『地球交響曲<ガイアシンフォニー>第二番』で活動が全世界で紹介され、
シンガポール、ベルギーほか国内外でも精力的に講演会を行う。
日本各地で「おむすび講習会」を開くとすぐ満員になる盛況ぶり。
アメリカ国際ソロプチミスト協会賞 国際ソロプチミスト女性ボランティア賞、第48回東奥賞受賞。
2013年11月の「世界の平和を祈る祭典 in 日本平」でキリスト教代表で登壇。
チベット仏教最高指導者のダライ・ラマ法王と初対面。その際、おむすびをふるまう。
『おむすびの祈り』『いのちの森の台所』(以上、集英社)、『朝一番のおいしいにおい』(女子パウロ会)、『愛蔵版 初女さんのお料理』(主婦の友社)、『「いのち」を養う食』(講談社)など著書多数。


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93歳の「日本のマザー・テレサ」がこの20年ずっと温め、最も伝えたかったテーマが「限りなく透明に凜として生きる」。雪深い岩木山麓にある『森のイスキア』の窓外に美しく光る葉は一枚一枚が透明だ。ひと粒、ひと声、ひと手間をていねいに。“今を生きる”と幸福の種が芽吹く。揺れる心をおだやかに整える気づき。年初来続く事件の数々……今こそ「限りなく透明な生き方」を分かち合う必要があるのでは?

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