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老後のお金クライシス! 深田晶恵

誰でも“貯金体質”になれる銀行口座活用術

深田晶恵
【第17回】 2015年5月20日
著者・コラム紹介バックナンバー
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普通預金に余分なお金があると
“使いすぎ”の原因に

Photo:studiopure-Fotolia.com

 コンサルティングで相談者の通帳を見せてもらった際、「銀行口座を上手く使うと、もっとお金を貯めることができますよ」とアドバイスすることがよくある。今回は、誰でも簡単に“貯金体質”になれる「銀行口座活用術」を紹介しよう。

 ポイントは次の3つ。

 (1)メイン口座の普通預金に余分なお金を入れておかない
 (2)メイン口座のある銀行にサブ口座を作る
 (3)仕事用の経費精算口座は家計口座と別に持つ

 「1ヵ月に使っている金額がわからない」という人は、たいてい普通預金に数十万~数百万円の残高がある。給料が振り込まれる普通預金に余分なお金があると、毎月一定の金額で生活するのが難しくなる。いつもより多くお金を使ったとしても「残高がさみしくなる」ことがないので、使いすぎを自覚しにくいのだ。使いすぎを防ぐために「普通預金に余分なお金を入れておかない」ことを実践しよう。

 なかには、普通預金に何百万円もの残高があっても毎月一定の金額しか使わず、毎月残高が増え続ける人もいるが、私の経験上、そういう人は全体の5%未満。貯めるのが好きというより、お金を使うのが好きではないタイプの人だ。このコラムを読んでいるほとんどの人は95%に当てはまると思うので、この続きも読んでいただきたい。

 貯蓄の王道は「先取り貯蓄」である。「残ったら貯金」で貯められるのは、前述の5%の人だけ。財形貯蓄など給与天引き、または給与振込日前後に口座から自動積立で貯まる仕組みを作る。先取りで積み立てをすると、残りはすべて使ってもいいお金だ。

 たとえば、毎月の手取り額が40万円で、財形貯蓄を月5万円天引きされると、口座には35万円振り込まれる。貯蓄は天引きで済んでいるので、35万円は使い切っていい。ただし、35万円を超えてはいけない。文字で書くと当たり前のことだが、これができている人は意外に少ないのが現状だ。

 普通預金に余分なお金があると、ちょこちょこ現金を下ろすことも可能だし、クレジットカードの請求額が多くでも、支払いに困ることはない。本来使っていい金額を超えていることに気がつかないまま、次の給料が振り込まれる。

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深田晶恵 

ファイナンシャルプランナー(CFP)、(株)生活設計塾クルー取締役。

1967年北海道生まれ。外資系電器メーカー勤務を経て96年にFPに転身。現在は、特定の金融機関に属さない独立系FP会社である「生活設計塾クルー」のメンバーとして、個人向けコンサルティングを行うほか、メディアや講演活動を通じて「買い手寄り」のマネー情報を発信している。20年間で受けた相談は4000件以上。日本経済新聞、日経WOMAN、レタスクラブ等でマネーコラムを連載、ほかにダイヤモンド・オンラインでの『40代から備えたい 老後のお金クライシス!』のネット連載も 好評。

主な著書に『30代で知っておきたいお金の習慣』、『投資で失敗したくないと思ったら、まず読む本』『住宅ローンはこうして借りなさい 改訂5版』(共にダイヤモンド社)、『共働き夫婦のための「お金の教科書」』、『図解 老後のお金安心読本』(共に講談社)他多数。
1967年北海道生まれ。外資系電器メーカー勤務を経て96年にFPに転身。現在は、特定の金融機関に属さない独立系FP会社である「生活設計塾クルー」のメンバーとして、個人向けコンサルティングを行うほか、メディアや講演活動を通じて「買い手寄り」のマネー情報を発信している。18年間で受けた相談は3500件以上。日本経済新聞、日経WOMAN、ダイヤモンド・オンライン等でマネーコラムを連載中。
主な著書に『30代で知っておきたいお金の習慣』『投資で失敗したくないと思ったらまず、読む本』、『住宅ローンはこうして借りなさい 改訂5版』(共にダイヤモンド社)(共にダイヤモンド社)、『共働き夫婦のための「お金の教科書」』『図解 老後のお金安心読本』(共に講談社)他多数。


老後のお金クライシス! 深田晶恵

「年金崩壊」「定年後破産」などの恐ろしい言葉が飛び交う少子高齢化の現代ニッポン。老後の生活を支えるお金について熟知しておくことは、もはや誰にとっても待ったなしだ。30代でも早すぎない、40代なら今まさに備えを始めたい、老後資金のあれこれを人気FPがわかりやすく指南する。

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