ダイヤモンド社の書籍編集局では、ただいま中途採用で編集者を募集しています(詳しい募集要項はダイヤモンド社の採用情報ページおよび「マイナビ転職」をご覧ください)。
そこで、この数年内にダイヤモンド社に転職してきた4人の編集者たちが、職場の環境や雰囲気、あるいは一緒に働きたい人材像についてザックバランに語り合いました。ホンネ炸裂のトークをお読みいただき、我こそは!と思われた編集者の皆さまは、ぜひともご応募ください。応募〆切は2019年3月25日(月)です! お待ちしています!(※現役編集長4人の座談会記事、および中途入社メンバー4人によるもう一つの座談会記事もお読みいただけます)

規制や禁止事項の少ない
自由な職場

市川有人(以下、市川) 僕は、外部の人から「ダイヤモンド社ってどんな会社?」と聞かれたときに、「自由な会社ですよ」と答えています。とにかく規制や禁止事項が少ない。原価管理も現場の各部署に任されているから、本づくりの自由度がとても高いですね。

横田大樹(以下、横田) そう思います。刊行点数のノルマがなくて編集者の目標を主に売上金額で管理している点も重要ですよね。

左から、中野亜海、市川有人、横田大樹、三浦岳。全員が中途採用で入社している。

市川 出版社によっては刊行点数がノルマになっています。しかし、売上で管理すると目標意識が全然違ってきます。点数に縛られず、内容が良くてしっかり売れる本をつくるという本来の編集作業に集中できると思います。

中野亜海(以下、中野) 私も規制が少ないというのは感じます。時間管理も基本的に個人に任されていますよね。私は著者と狭く深く親睦していくタイプなので、夜の席も多くなりがちです。そうなると朝は必ず定刻出社というような職場はキツい(笑)。人間関係を絞る必要さえ出てきてしまいます。その意味で規制が少ないのはすごく助かっていますね。

三浦岳(以下、三浦) やっぱり目標の売上をちゃんと達成すれば、あとは働き方も拘束がないというのはいいですね。点数が少なくても、次の一冊を当てれば大丈夫だという気持ちでけっこう安心してつくり込めます。まぁある程度の点数はつくったほうがいいとは思いますが(笑)。

横田 でも、それでサボる人がいないっていうのは、内部の人間が言うのもなんですけど、やはりモチベーションの高い人が集まっているってことでしょうね。

市川 そうですね。皆が自立しているという感じがあります。以前、外部の人に「ダイヤモンド社ってどういうイメージですか?」と訊いたら、「大人の出版社」とか「成熟した編集部」の印象があると言われました。それって自立した人たちが集まっているというのが前提にあるんだと思います。

横田 規制の少なさを企画面で言うと、他社と比べてダイヤモンド社の場合は、良くも悪くもシリーズ物が少ないんですよね。僕はそれがプラスに働いていると考えています。シリーズ物って書店の場所が取れるという面もあって、かつては良いイメージだったと思うんですけど、逆に言うと型にはめたり、シリーズとして無理に出し続けなければいけないといった面もある。でも本の企画内容から考えると、ほとんどの場合は一点モノのほうが良いはずです。現場の判断でそれがOKになっているのは長所だなと思っています。