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アクティブリスニング なぜかうまくいく人の「聞く」技術
【第10回】 2015年7月31日
著者・コラム紹介バックナンバー
谷本有香 [経済キャスター/ジャーナリスト/コメンテーター]

部下を叱ったら、ふてくされてやる気ゼロ。
どう叱ればよかった?

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部下を持ったらいつかは訪れる場面、それが「部下を叱る」ことではないでしょうか。「ゆとり世代」「さとり世代」「デジタルネイティブ」などと呼ばれる現代の若者たちをどう叱ったらいいかわからない、そんな声がよく聞かれます。
「アクティブ リスニング」の視点から、部下にとって後の成長に繋がる叱り方について考えてみます。

「部下を叱る」ことの難しさ

かつて、長引く不景気で給料やポジションなど待遇面の改善が難しい中、新しい報酬として「誉める」ことが注目されました。

部下の良い点を指摘したり評価することでモチベーションアップを図り、さらに成長を促そうとするものです。

しかし、「誉める」だけでは馴れ合いになったり、部下のほうでも自分を成長させるためむしろ厳しい指導を求める声もあり、最近はまた「叱る」育て方が見直されています。

しかし、「叱る」というのはそんなに簡単なことではありません。

感情のまま叱って、自分の気持ちはすっきりしたけれど、相手には全くこちらの思いが届いていなかったり、成果が表れないどころか、根に持たれたり、やる気を失ったり、逆効果になることも少なくありません。

どのように叱れば、相手も失敗を反省し、それをやる気に変え、成長に繋げてもらえるようになるのでしょうか。
最近は、「叱る」ということを難しくとらえる上司の方が増えているようです。

「アクティブ リスニング」流の叱り方

私が10年以上にわたるキャスターとしての仕事を通して作り上げたコミュニケーション・メソッド「アクティブ リスニング」。

これは、相手に気持ちよく話してもらいながら、こちらの考えもさりげなく伝え、信頼関係をつくりながら、自分の目標を実現するやり方です。

アクティブ リスニングには、
準備→本番(「傾聴」と「問答」)→フォロー
という3ステップ、48のスキルがあります。

このスキルに沿って、効果的に叱るコツ、部下がやる気を出し、成果を上げやすくするTipsを見ていきましょう。

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谷本有香 [経済キャスター/ジャーナリスト/コメンテーター]

大学卒業後、山一證券に入社、社内の経済キャスターに抜擢される。しかし2年後、会社が自主廃業となり、フリーランスキャスターの道を選ぶ。ところが、アナウンス訓練も受けたことがない、人としゃべるのが苦手、敬語も使えない、知識も教養もない、のないないづくしで、フリー初日から厳しい洗礼を受ける。 そこで、フリーランスの世界での生き残り策を必死で考え、コミュニケーション術が大きく影響していることに気づく。そこからはフリーの世界で明日も仕事をさせて頂くために、試行錯誤しながら最強の技術を探求し、見出したのがこの「アクティブ リスニング」である。この技術に出合ってからは、十数年にわたって経済キャスターの第一線で活動し、日経CNBCでは初めての女性コメンテーターに抜擢される。経済シンポジウムでは元日銀副総裁らに交じりパネリストを務めるなど、仕事の範囲が大きく広がることに。また、トニー・ブレア元英首相、マイケル・サンデルハーバード大教授、著名投資家のジム・ロジャーズ氏などの独占インタビューをはじめ、世界のVIPへのインタビューは1000名を超える。Bloomberg TV、日経CNBCなどを経て、現在はフリーで国内外の著名人インタビューや、金融・経済セミナーのモデレーター、企業IR支援、Huffington Post、TABI LABO等でコラム・記事執筆などを手掛けている。また、テレビ朝日『サンデースクランブル』ゲストコメンテーターとして不定期出演中。2015年4月から、日経CNBC『夜エクスプレス』アンカー


アクティブリスニング なぜかうまくいく人の「聞く」技術

トニー・ブレア 元英首相、マイケル・サンデル ハーバード大学教授、ハワード・シュルツ スターバックスCEOなど、世界のVIP1000人にインタビューした著者が明かす!!絶対 結果が出る「聞く」技術! 相手に気持ちよく話してもらい、こちらの考えをさりげなく伝え、信頼関係をつくりながら、自分の目標を実現していく。これこそが、この連載でお伝えしたい「アクティブ リスニング」という方法です

「アクティブリスニング なぜかうまくいく人の「聞く」技術」

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