人間には「好き嫌い」があります。人の上に立つリーダーでも、それは同じ。みなさまにも、「実は、内心苦手にしている部下」が一人や二人はいるのではないでしょうか? そんな部下をどう指導すればいいのか。その方法論をお伝えします。

リーダーにも、部下にも、
「苦手」はあるもの

 人間誰しも「ウマが合う・合わない」はあります。後輩・部下として、平等に接し、公平に指導しなくてはならないとわかっていても、「実は苦手な部下」が、一人や二人はいるのではないでしょうか?

 ただ、これは部下にとっても同じことで、嫌いな上司・ウマが合わないリーダーは必ずいるものです。

 まず前提として、人の好き嫌いをなくすことはできません。この現実を直視してください。そこでリーダーとしては、「誠実に仕事で向き合う」という意識を持つべきだと考えています。では実際、どのように指導していけば良いのでしょうか?

苦手だと思うと、相手の悪いところばかりが目につくようになります。すると些細なことまで気になって、細々と指導するようになるものです。これは、あなたにとっても、部下にとっても、非常によくない状態と言えます。