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イマドキ職場のギャップ解消法 高城幸司

朝型勤務を導入した夜型職場に起こった変化

高城幸司 [株式会社セレブレイン 代表取締役社長]
【第143回】 2015年8月10日
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あなたは、まだ外が明るい時間に仕事を終えることができていますか?

 日中の気温が35度を超える猛暑が続いています。「暑い夏に仕事をするのは大変だな」と感じている人ばかりではないでしょうか。

 そこで、せめて暑い時間帯を避けて、早朝から行動することで効率的、かつ意欲的に仕事をすることを奨励する取り組みがいま、政府を中心に行われています。今更のようにも思えますが、政府が旗を振ると役所は右向け右で全員が巻き込まれます。そして当然ながら大手を中心に民間企業もその動きに合わせたほうがいいのだろうか、と検討を始めるものです。

 さて、今回の取り組みは、朝方のワークスタイルを日本に定着させる試金石になるのでしょうか。

安倍首相が肝入りの
朝型勤務「ゆう活」に賛否両論

 「うちの会社も夏限定で朝型に切り替えるか」

 TVのニュース番組を見て、勤務時間の変更を検討しているのは広告代理店を経営しているS社長。創業50年、老舗の二代目です。これまで当然のように「夜型」で仕事をしてきた会社。関係する制作会社もコピーライターも夜に連絡すると、「お疲れさまです」と当たり前のようにすぐに返信があります。一方で、深夜にクライアントから「お願いしたいことがあるのだけど…」と平気で会社に電話がかかってきたりします。

 一方、早朝の8時から打ち合わせとなれば、「寝坊しました」と遅刻をする人も少なくないのがこの業界。ゆえに、

 「午前中、しかも朝早くに予定を入れても責任は持てませんよ」

 と、開き直る人さえいます。まさに業界全体で、朝型に出来ない「負の連鎖」が固定化されてきました。最近は残業を減らすように社内で指導はしていますが、それでも夜にオフォスの照明が全て消えるのは随分遅い時間帯。早朝に出勤してくる社員など皆無なのは変わりません。

 そんな会社のS社長が気になったニュースとは、これでした。

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高城幸司 [株式会社セレブレイン 代表取締役社長]

1964年生まれ。同志社大学卒業後、リクルート入社。リクルートで6年間連続トップセールスに輝き、「伝説のトップセールスマン」として社内外から注目される。そのセールス手法をまとめた『営業マンは心理学者』(PHP研究所)は、10万部を超えるベストセラーとなった。 その後、情報誌『アントレ』の立ち上げに関わり、事業部長、編集長、転職事業の事業部長などを歴任。2005年、リクルート退社。人事戦略コンサルティング会社「セレブレイン」を創業。企業の人事評価制度の構築・人材育成・人材紹介などの事業を展開している。そのなかで、数多くの会社の社内政治の動向や、そのなかで働く管理職の本音を取材してきた。 『上司につける薬』(講談社)、『新しい管理職のルール』(ダイヤモンド社)、『仕事の9割は世間話』(日経プレミアシリーズ)など著書多数。職場での“リアルな悩み”に答える、ダイヤモンド・オンラインの連載「イマドキ職場のギャップ解消法」は、常に高PVをはじき出している。
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