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初日で30万台を売り上げたiPad!
アップルが目指すビジネスモデルは
新聞、雑誌など旧メディアの救世主

瀧口範子 [ジャーナリスト]
【第89回】 2010年4月7日
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  先週土曜日の4月3日、アップルの新製品iPadがとうとう発売となった。

 アップルの発表によると、この日売れたiPadは30万台(事前予約分も含む)。一部のアナリストが大胆に予測していた70万台には及ばなかったものの、走り出しとしてはまずまずの数字だった。翌日の日曜日がイースターにあたり店舗が閉じていたため、その後の売上げは不明だが、多くの関係者はこのハイプ(熱狂)ぶりが持続するかどうかを注意深く見守っている。

初日にダウンロードされた
アプリは100万件、書籍は25万冊

 ここで、いくつかの数字を挙げてみたい。

 パイパー・ジャフリーのアナリストが448人のiPad購入者に対して行ったアンケートによると、74%はすでにマックを持っている人、66%はiPhoneを持っている人、そして13%がアマゾンの電子書籍リーダー、キンドルの持ち主という。キンドルを持つ半分の購買者は、iPadをこれから電子書籍を読むデバイスとして使う予定だという。

 さらにアップルの発表によると、初日1日でダウンロードされたiPadアプリは100万件。iPad用のオンライン書店であるiBookstoreからダウンロードされた書籍は25万冊。アプリはすでに3000個が開発されているが、ダウンロードされたものの80%は有料のものだったと、別の調査会社が報告している。

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瀧口範子 [ジャーナリスト]

シリコンバレー在住。著書に『行動主義: レム・コールハース ドキュメント』『にほんの建築家: 伊東豊雄観察記』(共にTOTO出版)。7月に『なぜシリコンバレーではゴミを分別しないのか?世界一IQが高い町の「壁なし」思考習慣』(プレジデント)を刊行。


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