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金融市場異論百出

米国が偽造防止技術をアピール
100ドル札の大口ユーザー

加藤 出 [東短リサーチ取締役]
2010年5月12日
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 カナダの首都オタワに行ったとき、空港の両替で入手した100カナダ・ドル札が、街中で使えなくて面倒な思いをした。偽札を警戒する人が多いためだ。

 カナダ銀行(中央銀行)の貨幣博物館に売店があった。「ここなら使えるだろう」と思い、100ドル札を出してみた。店員はさすがに拒まなかった。しかし、本物かどうか確認が終わるまで、ずいぶんと時間がかかった。

 中央銀行の売店が偽札をつかまされたのでは、冗談にならないからであろう。ちなみに同行ではその日、商店主向けに「偽札の見分け方」というミニセミナーが開催されていた。

 米国でも100ドル紙幣は嫌われる。ある大手銀行のATMで数100ドルを引き出すと、今でも紙幣はすべて20ドル札で出てくる。

 米政府は来年2月から新100ドル札を流通させると発表した。視覚的な新偽造防止技術により、「数秒で本物かどうか判別できる」点が“売り”になっている。

 紙幣の表中央に青い3Dリボンがあり、紙幣を上下に傾けると、リボンの中に見えるベルと100の数字が左右に動く。左右に傾けると、それらは上下に動く。

 紙幣下方にある大きな「100」やインク壷の中のベルは、紙幣を傾けると、銅色から緑色に変わる。また、紫外線を照射すると紙幣の左側にピンク色の線が現れる。

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加藤 出 [東短リサーチ取締役]

東短リサーチ取締役チーフエコノミスト。1988年4月東京短資(株)入社。金融先物、CD、CP、コールなど短期市場のブローカーとエコノミストを 2001年まで兼務。2002年2月より現職。 2002年に米国ニューヨークの大和総研アメリカ、ライトソンICAP(Fedウォッチ・シンクタンク)にて客員研究員。マネーマーケットの現場の視点から各国の金融政策を分析している。2007~2008年度、東京理科大学経営学部非常勤講師。2009年度中央大学商学部兼任講師。著書に「日銀は死んだのか?」(日本経済新聞社、2001年)、「新東京マネーマーケット」(有斐閣、共著、2002年)、「メジャーリーグとだだちゃ豆で読み解く金融市場」(ダイヤモンド社、2004年)、「バーナンキのFRB」(ダイヤモンド社、共著、2006年)。


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