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ヘンタイ美術館
【第1回】 2015年12月1日
著者・コラム紹介バックナンバー
山田五郎 [評論家],こやま淳子 [コピーライター]

新しいものはディスられる!?
モネ・印象派の誕生。

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「ヘンタイ美術館」とは、美術評論家・山田五郎さんを館長、ズブの西洋美術シロウト・コピーライターこやま淳子さんを学芸員見習いに見立てた架空の美術館。美術に興味はあるけれどどこから入っていいのかわからない、という方々に向けた、西洋美術の超入門・連載です。こちらの連載では、書籍『ヘンタイ美術館』からピックアップしてお届けします。第1回は、モネです。

クロード・モネ写真 1899年、ナダール撮影

山田 印象派という呼び名の由来になった『印象・日の出』という作品を描いたのが、ご存じモネ。この人です。

こやま なんというか、芸術家っぽい方ですね。

山田 モネというとこの晩年の白ヒゲはやした写真が有名ですが、実は若い頃はこんな感じだったんすよ。
けっこう攻めてる感じでしょ。


クロード・モネ写真 1860年、カルジャ撮影

こやま 本当だ。イケメンですよね。

山田 意外にも、強めのイケメンだったんですよ。モネはマネの8歳下で、1840年生まれ。生まれたのはパリですが、5歳のときからルアーブルという港町で育っています。マネみたいにお金持ちのボンボンではなく、実家は街の雑貨屋さん。

こやま 庶民だったんですね。

山田 そう。庶民階級の出身で、高校を中退して地元で絵を描いていた。モネの運がよかったのは、当時ルアーブルにはウジェーヌ・ブーダンっていう海の景色を得意とする画家がいたってこと。モネはそのブーダンに認められ、外の光で絵を描くことを教わるんですよ。

こやま そこが原点だったんですね。

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山田五郎[評論家]

やまだ・ごろう/1958年東京生まれ大阪育ち。映画を学ぼうと上智大学新聞学科に入るが西洋美術史に興味を持ち、オーストリアに遊学。帰国後、大学院に進もうとしたが向いてないと教授に言われ自分でもそう思ったので出版社に就職。美術書を手がけるつもりが雑誌編集者として働くことに。
あらゆる分野で細分化と厳密化が進みすぎて全体像がわかりにくくなっている中で、自分は専門家ではないからこそ批判を怖れずざっくり面白く伝えることができると気づく。以来、美術、時計、食、街などについて、ざっくりした話を書いたり語ったり。
近著に『知識ゼロからの西洋絵画史入門』(幻冬舎)、『銀座のすし』(文春文庫)など。テレビ『ぶらぶら美術・博物館』(BS日テレ)や『出没!アド街ック天国』(テレビ東京系)など。

こやま淳子[コピーライター]

こやま・じゅんこ/京都生まれ。早稲田大学卒業後、博報堂などを経て独立。西洋美術はズブのシロウト。そんな自分にも楽しく美術を解説してくれた山田五郎トークの魅力にとりつかれ、ギャラリストの小和田氏、VoiceVisionの上地氏らとともに『ヘンタイ美術館』を企画。「学芸員見習い」として五郎館長に教えを請うトークイベントから始まり、同名書籍の元になった原稿を作成。様々な方々の協力を得ながら刊行に至る。
最近の仕事に、プラン・ジャパン「13歳で結婚。14歳で出産。恋は、まだ知らない。」、ワコール、カゴメ、ロッテの他、宣伝会議講師なども務める。著書に『しあわせまでの深呼吸。』『choo choo 日和』シリーズ。


ヘンタイ美術館

この「ヘンタイ美術館」は、美術評論家・山田五郎さんを館長に見立てた架空の美術館。美術に興味はあるけれどどこから入っていいのかわからない、という方々に向けた、西洋美術の超入門企画。

ダ・ヴィンチやミケランジェロといった、有名美術家たちは、じつはかなりどうかしちゃってるヘンタイばかり。そんな人間くさい美術家たちのキャラクターにスポットを当て、わかりやすく解説。

「ヘンタイ美術館」

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