
毎日の忙しい生活の中で、常に何かに追われている感覚はないだろうか?いつもせかせかしていると、自律神経のバランスを崩してしまう。内科医の著者が勧める「0.75倍速」を日常に取り入れ、自律神経を休ませてあげよう。※本稿は、工藤孝文『0.75倍速健康法』(フォレスト出版)の一部を抜粋・編集したものです。
急行はあえて見送って
各駅停車に乗ってみよう
電車に乗るとき、できるだけ目的地に早く着きたいからと、各駅停車ではなく急行を選びがちではありませんか?仕事が忙しい平日はやむを得ないですが、休日に外出する際はあえて急行を見送り、各駅停車に乗ってみましょう。
急行は景色を見る余裕もなく目的地に着いてしまいますが、各駅停車であればスピードがゆっくりである分、周囲を見渡す余裕が出てきます。すると、急行に乗っていたときには気がつかなかった場所が目に入ってくるなど、速度が変わることで新たな発見ができるかもしれません。
私自身も、各駅停車に乗ると「あそこに新しく病院ができたんだ」「この地域は学校が多いんだな」などと、毎回気づきを得ていると感じています。
小さな子どもが電車に乗っているときに、身体ごと窓のほうに向けて「あの電車かっこいいね!」「〇〇の看板があったよ」と、楽しそうに話している様子を目にしたことがある人は多いでしょう。電車に乗っている間だけでも仕事や育児の悩みを忘れ、子どものように景色に夢中になれば、心身の疲れを癒す効果も期待できます。