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小宮一慶の週末経営塾

業績を伸ばせる正しい経営戦略の立て方

小宮一慶
【第31回】 2016年1月30日
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経営戦略を立てるために必要な
「3要素」とは?

前回は経営戦略を立てるために必要な3要素として(1)ビジョンや理念の確立・徹底、(2)外部環境分析、(3)内部環境分析がある、とご紹介しました。今回はこの3つの要素から経営戦略を立てる手順を具体的にお話します。

小宮一慶
小宮コンサルタンツ代表

 3要素の中身を詳しく説明しましょう。

 まず「会社の存在意義(目的)を明確に表現したビジョン・理念を確立・徹底する」。

 どの会社にも立派なビジョンや理念があるはずですが、それが「ある」というだけでは不十分です。大切なことは、経営者がビジョン・理念を常に従業員に語り浸透させる一方で、経営者自身もビジョン・理念に基づいた経営を行っていなければなりません。

 そのためには、社員に言い続け、自分に言い続け、みずから実践し続けることが重要です。社長は「指揮官先頭」で「歩くビジョン・理念」となる必要があります。

 そして「外部環境分析」と「内部環境分析」。

 外部環境とはライバル会社の動向、人口動態の変化、法律の改正、全国展開している企業であれば日本のマクロ経済の動向、地域密着型であれば地域経済の動向、海外市場に進出していれば、その国の状況にも影響などのこと。つまり企業自身がコントロールできない事象すべてです。

 内部環境はヒト・モノ・カネの経営資源、情報、時間といった企業自身がコントロールできるものを指します。ライバル他社と比べた相対的な「強み」や「弱み」の分析が中心になります。

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小宮一慶

京都大学法学部卒業。米国ダートマス大学タック経営大学院留学(MBA)、東京銀行、岡本アソシエイツ、日本福祉サービス (現、セントケア)を経て独立し現職。名古屋大学客員教授(平成26年度後期)。企業規模、業種を超えた「経営の原理原則」を元に、幅広く経営コンサルティング活動を行う一方、年100回以上講演を行う。『ビジネスマンのための「発見力」養成講座』(ディスカヴァー21)など著書は100冊を超え、現在も経済紙等に連載を抱える。


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経営課題を抱えて日々悩む経営者に向けて、数々の企業経営者に伴走してきた経営コンサルタントの小宮一慶氏が課題解決の「ヒント」を提供。どんな業種にも通じる経営の原理原則をおさえながら、経営者はどうあるべきか、実際の経営現場で何を実行すべきか、を語る。

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