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最高のリーダーは何もしない:内向型人間が最強のチームをつくる!
【第15回】 2016年2月29日
著者・コラム紹介バックナンバー
藤沢久美 [シンクタンク・ソフィアバンク代表]

優秀なリーダーは「本当の仲間」を
“選別”している

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1000人以上の経営者へのインタビューを15年にわたって続け、発売からわずか数日で重版が決まった最新刊『最高のリーダーは何もしない』を上梓した藤沢久美氏。

リーダーは「考え抜いたビジョン」をメンバーにどう浸透させればいいのだろうか?

藤沢氏は、意外にも「同じ釜の飯」「寝食を共にする」といった昔ながらの行動が効果的という。その真意とは?

腑に落ちるまで
「質問」をぶつけてもらう

ビジョンを浸透させるために、メンバーからの質問を徹底的に受けるという方法をとった企業リーダーがいます。

インターネットを使った市場調査などで知られる株式会社マクロミル(本社 東京都)の創業者の杉本哲哉さんは、会社を改革する必要に迫られた際、「夕方6時以降は社長室を開放する」という取り組みを1年以上続けたそうです。

当時社長だった杉本さんは「何でも聞きにきてほしい。全部答える。納得するまでつき合う」と社員に約束し、実際、深夜12時近くまで質問に答えた日も少なくなかったとか……。それだけメンバーも聞きたいことがたくさんあったし、社長もメンバーに真摯に向き合ったということでしょう。

ビジョンや会社の方針について質問を受け続けるというのは、想像以上に大変なことです。いくらいろいろな質問を想定していても、なかなか容易に答えられないものもあるでしょうし、社長に聞く必要もないような些細な質問もあるかもしれません。それでも、どんな質問にも粘り強く答えていかなければなりません。

そもそも人は話を聞いただけではなかなか納得できないものです。徹底的に質疑応答を繰り返していれば、感情的な応酬に発展することもあるでしょうし、時には語気を荒げるような場面も出てくるかもしれません。

しかし、それが互いの心の奥深くで触れ合う機会となり、ビジョンへの共感度が高まることも十分あるのです。

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藤沢久美 [シンクタンク・ソフィアバンク代表]

(ふじさわ・くみ)大学卒業後、国内外の投資運用会社勤務を経て、1996年に日本初の投資信託評価会社を起業。同社を世界的格付け会社スタンダード&プアーズに売却後、2000年にシンクタンク・ソフィアバンクの設立に参画。2013年、代表に就任。そのほか、静岡銀行、豊田通商などの企業の社外取締役、文部科学省参与、各種省庁審議会の委員などを務める。
2007年、ダボス会議(世界経済フォーラム主宰)「ヤング・グローバル・リーダー」、翌年には「グローバル・アジェンダ・カウンシル」メンバーに選出され、世界の首脳・経営者とも交流する機会を得ている。
テレビ番組「21世紀ビジネス塾」(NHK教育)キャスターを経験後、ネットラジオ「藤沢久美の社長Talk」パーソナリティとして、15年以上にわたり1000人を超えるトップリーダーに取材。大手からベンチャーまで、成長企業のリーダーたちに学ぶ「リーダー観察」をライフワークとしている。
著書に『なぜ、川崎モデルは成功したのか?』(実業之日本社)、『なぜ、御用聞きビジネスが伸びているのか』(ダイヤモンド社)など多数。
Facebook:
https://www.facebook.com/kumi.fujisawa.official


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「最高のリーダーは何もしない:内向型人間が最強のチームをつくる!」

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