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最高のリーダーは何もしない:内向型人間が最強のチームをつくる!
【第13回】 2016年2月24日
著者・コラム紹介バックナンバー
藤沢久美 [シンクタンク・ソフィアバンク代表]

「単なるきれいごと」と「人を動かすビジョン」はどこが違うのか?

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1000人以上の経営者へのインタビューを15年近く続けてきた藤沢久美氏の最新刊、『最高のリーダーは何もしない』。

リーダーが決めることのほとんどのことに正解はない、という藤沢氏。正解かどうか分からない決断をどう伝え、浸透させればいいのか。メンバーが納得する「説明」の仕方とは?

正解がない世界では、
「納得感」がすべて

司馬遼太郎さんの長編歴史小説『坂の上の雲』のなかで、とても印象に残っているシーンがあります。

主人公が軍艦の自室で次なる戦略を決断するシーンです。ベッドに横たわり天井を見つめながら、「戦略は直感で決めたが、『なぜそう決めたか』を隊員たちにどう説明するか、考える時間が必要だ」といったことを呟きます。

直感が当たるか当たらないかはわかりません。
しかし、最も重要なのは、リーダーが決断しなくてはいけないことのほとんどに「正解」がないということです。

成功するかしないかは誰にもわからないからこそ、リーダーとしては現場が納得できる「説明」をしなければなりません。

決断に至ったプロセスを論理化して伝え、迷わず走り出せるようにメンバーの心を整えることが必要です。

ブータン王国は、現在の5代目国王の父である4代目国王ジグミ・シンゲ・ワンチュクによって民主化されました。

前国王は民主化の際に、ブータンの全国を行脚したといいます。自動車が入れない山奥の村では、途中で車を降りて歩き、「ブータンを民主化する」という大きな決断について、国民に説明して回りました。

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藤沢久美 [シンクタンク・ソフィアバンク代表]

(ふじさわ・くみ)大学卒業後、国内外の投資運用会社勤務を経て、1996年に日本初の投資信託評価会社を起業。同社を世界的格付け会社スタンダード&プアーズに売却後、2000年にシンクタンク・ソフィアバンクの設立に参画。2013年、代表に就任。そのほか、静岡銀行、豊田通商などの企業の社外取締役、文部科学省参与、各種省庁審議会の委員などを務める。
2007年、ダボス会議(世界経済フォーラム主宰)「ヤング・グローバル・リーダー」、翌年には「グローバル・アジェンダ・カウンシル」メンバーに選出され、世界の首脳・経営者とも交流する機会を得ている。
テレビ番組「21世紀ビジネス塾」(NHK教育)キャスターを経験後、ネットラジオ「藤沢久美の社長Talk」パーソナリティとして、15年以上にわたり1000人を超えるトップリーダーに取材。大手からベンチャーまで、成長企業のリーダーたちに学ぶ「リーダー観察」をライフワークとしている。
著書に『なぜ、川崎モデルは成功したのか?』(実業之日本社)、『なぜ、御用聞きビジネスが伸びているのか』(ダイヤモンド社)など多数。
Facebook:
https://www.facebook.com/kumi.fujisawa.official


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