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遅読家のための読書術
【第24回】 2016年4月11日
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印南敦史 [書評家・フリーランスライター]

積ん読解消!! 「1日1冊」があたり前になる

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積ん読状態を脱するためには、「週末にまとめて読書」がいちばんよくない。むしろ、1日1冊を常態化し、年間300冊読むほうが読書ははるかに楽になる。

数年前までは「1ページ5分」かかるほどの超・遅読家だったにもかかわらず、「ライフハッカー[日本版]」などに月60本近くのブックレビュー記事を寄稿する印南敦史氏。新時代の読書術「フロー・リーディング」をまとめた『遅読家のための読書術』の内容をベースに、「読書スピードの遅さ」や「読書量の減少」に悩む人たちに役立つコンテンツをお届けしていく。

「毎週6冊」を1つの目安に

すでに書いたとおり、現在のところ僕は、週10~14冊、月50~60冊、年700冊くらいのペースで本を読んでいます。

これが仕事なわけですから、みなさんにも同じレベルを求めるつもりはありませんが、僕だって書評ばかりを書いているわけではなく、ライターとしての「通常業務」もある中でこれだけの本を読んでいるのです。

そこで、1つの「ゴール」として目安にしていただきたいのが、週6冊、月25冊、年間300冊という多読生活の状態です。「年間300冊」と聞くと、きっと多くの人が面喰らうでしょうし、「そんなの無理に決まっている」という反応がほとんどだと思います。

しかし、すでにご紹介してきた「1ライン・サンプリング」や「1ライン・レビュー」を使ってフロー・リーディングの習慣を身につけていれば、1週間に6冊の本を読むことは、さほど難しいことではありません。

 「1週間で6冊読む」としたのは、「1日1冊」を基本にしていただきたいからです。

では、残りの1日は?

読書を生活の一部にするときには「毎日読む」のが基本です。そうはいっても、読書がみなさんにとって「修行」のようになってしまうのも、僕にとっては非常に不本意です。

そこで1日はフリー枠を設けます。この日は「ノー読書デー」にしていただいてもいいですし、急がずに時間をかけて読みたい本をゆったりと読むことにあててもいいでしょう。

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    印南敦史(いんなみ・あつし) [書評家・フリーランスライター]

    株式会社アンビエンス代表取締役。
    1962年東京生まれ。広告代理店勤務時代に音楽ライターとなり、音楽雑誌の編集長を経て独立。
    「1ページ5分」の超・遅読家だったにもかかわらず、ビジネスパーソンに人気のウェブ媒体「ライフハッカー[日本版]」で書評欄を担当することになって以来、大量の本をすばやく読む方法を発見。
    その後、ほかのウェブ媒体「NewsWeek日本版」「Suzie」「WANI BOOKOUT」などでも書評欄を担当することになり、年間700冊以上という驚異的な読書量を誇る。
    著書に『プロ書評家が教える 伝わる文章を書く技術』(KADOKAWA)のほか、音楽関連の著書が多数。


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