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すべての女は、自由である。
【第3回】 2016年5月6日
著者・コラム紹介バックナンバー
経沢香保子 [株式会社カラーズ代表取締役社長]

正社員ポジションを手放さないで。
必ず「辞めなくてよかった」と気づく日が来る。

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「子育てをしながら仕事を続けるのは、決して楽なことではない。そして、子育ては、とても素晴らしい仕事だ。でも、やり方次第で、夫婦で協力すればいかようにも工夫できる。大変だと感じるならば、無理に両立しようとしなくてもいいのだ。たとえば、家事・育児をときどき外注するのも一つの手段だ」
本連載では、経沢香保子さんの新刊『すべての女は、自由である。』の内容をベースに、お伝えしていきます。今回は、「仕事と育児の両立」についてです。(撮影・Junko Yokoyama)

「1億円を失いたい? それとも稼ぎたい?」

 

 

 「1億円を失いたい? それとも稼ぎたい?」
 ニュースでそんな比較がされていた。30歳で正社員の職を手放した女性は、育休後などにパートで復職したとしても、65歳まで正社員として勤続し続けた女性と比べて、生涯賃金が1億円以上も少なくなるそうだ。

 そんな衝撃的な数字が、近年明らかになっているけれど、「一生働くつもりはない」と考える女性はいまでも少なくない。育児支援は徐々に充実してきている。それでも、まだ不十分なところがあるからだろう。「育児は大変だから、仕事との両立は無理だと思う」「結婚したら家事・育児に専念したい」をはじめとして、理由は様々だ。

 確かに「出産まで働こう」など、期間を短く区切ることで力を発揮できるのも事実だが、もし「どうせ出産したら(結婚したら)辞めるから」というスタンスで働くとしたらどうだろう。周囲からも「いつか辞める人」と見られてしまうと仕事はやりにくくなるかもしれない、先を見据えた丁寧な仕事、評価される仕事に忍耐強く向き合えるだろうか。

 リアルな話をしよう。一度でも正社員の立場を放棄すると、現場に正社員で復帰するのはかなり難しいのが現代だ。パートやアルバイトの職は見つけられても、ルーティンワークが多いかもしれない。正社員時代と比べてやり甲斐を感じづらく、やる気を失う可能性もあるかもしれない。そして、さらに冒頭の「1億円の生涯賃金の差」だ。そうこうするうちに「この仕事も辞めたい」といった負のスパイラルに入り込んでしまうかもしれない。

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経沢香保子(つねざわ・かほこ) [株式会社カラーズ代表取締役社長]

株式会社カラーズ代表取締役社長。 桜蔭高校・慶應義塾大学卒業。リクルート、楽天を経て26歳の時に自宅でトレンダーズを設立し、2012年、当時女性最年少で東証マザーズ上場。2014年に再びカラーズを創業し、「日本にベビーシッターの文化」を広め、女性が輝く社会を実現するべく、1時間1000円〜即日手配も可能な安全・安心のオンラインベビーシッターサービス「キッズライン」(https://kidsline.me/)を運営中。 著書に、『自分の会社をつくるということ』(ダイヤモンド社)などがある。 日々の発信:https://note.mu/kahoko_tsunezawa Facebook:https://facebook.com/kahokotsunezawa Twitter:https://twitter.com/KahokoTsunezawa


すべての女は、自由である。

書籍『すべての女は、自由である。』でも書いていただきました「自分らしい人生のつくり方」「自分の心と徹底的に向き合う方法」「心地よい人間関係をつくる方法」などについて、本連載でも伝えていただきたいと思います。

「すべての女は、自由である。」

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